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2011年08月18日(木)放送分 今朝は朝5時から赤坂で28度を記録。残暑厳しいですが、熱中症にお気をつけください。うるおい生活講座は、「自分らしいキャリアの作り方」を出版されている、 慶応義塾大学SFC研究所上席所員・高橋俊介さんに お話を伺いました。 最初に目標を立て、そこから逆算してキャリアデザインを立てる方が 多く見受けられますが、これは、まったく現実的ではありません。 なぜかというと、キャリアは人との出会いや世界経済の動向など、 様々な要素が複雑に影響し合いながら出来上がっているものだからです。 目標を持つことは、モチベーションをあげるためにも必要なことですが、 目標に縛られて身動きができなくなってしまっては、 かえって、充実したキャリアをつくる妨げになってしまいます。 自分らしいキャリアを作るには目標よりも仕事の習慣を大事にする 必要があるそうですよ。 情報一直線は、ドルが信用を落とし、 円高が進む中での欧州経済の現状と今後の動きと題し、 関西大学商学部 教授 高屋定美さんにお話をうかがいました。 輸出好調だったドイツの息切れがではじめてきたことと、危機対応だった財政の健全化が 各国で求められることで、ヨーロッパの景気にはマイナスの圧力がかかっていきます。 また、4月から始まった欧州中央銀行の利上げがじわじわと効を奏して、 インフレは収まるものの、やはり景気にはマイナスとなります。 さらには財政危機の抜本的な解決策が先送りされ、イタリア、スペインにも 危機の波及する危険が見られ初め、それらへの対策にも追われていくそうです。 日本の金融対策としては、介入では円高はおそらく止まりません。 そこで、この間8月4日に日銀が行ったような金融緩和姿勢を表明することが大切だと思います。 ただこれ以上、有効な金融緩和策があるかといえば、なかなか難しいと思います。 金利も底にある状態ですし、日銀が購入できるものを、購入するといった姿勢で金融緩和しています。 そのため、デフレ状態にある日本でも、これ以上、緩和することはなかなか難しいとそうです。 円高が定着すると予想する企業はすでに海外に生産拠点をシフトする動きを見せていますが、 その傾向が続くのではと思います。そうすれば、国内の雇用の心配も出てきますので、 今後、中長期的な雇用対策も考える必要があるそうですよ。 |
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