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2011年07月07日(木)放送分 あいにくのお天気ですが、七夕ということで、いつもと趣向を変えて、うるおい生活講座では、「新書大賞2011」で第1位になった幻冬舎新書 「宇宙は何でできているのか?」著者・東京大学数物連携宇宙研究機構機長、 村山斉先生にお話をうかがいました。 137億年前のビッグバンから始まった宇宙は、2億年後に星を生みました。 現在、宇宙のエネルギーは、星と銀河が0.5%。 ニュートリノと呼ばれる目に見えない粒子が0.1〜1.5%。 その他、物質をあわせると、宇宙の中に原子は4.4%存在するといわれているそうです。 残り96%はまだ詳細がわかっていないものの、名前だけついている。 「暗黒物質」と「暗黒エネルギー」でできているそうです。 ちなみに、望遠鏡で宇宙を見た場合、 人工衛星に搭載されたハッブル宇宙望遠鏡でも、見ることができるのは 約132億光年先にある銀河までで、その先2億年分の宇宙はまだ星ができていないため、 見ることができないそうです。 理由は宇宙の遠くを見るということが、イコール「昔の光を見る」ということだからだそうですよ。 私たちが見ている月。実は1.3秒前の月であり、そこにある太陽は、8.3分前の太陽です。 地球からの距離が遠ければ遠いほど、私たちは時間を逆行して、昔の宇宙を見ていることになります。 そのため、星ができていない、バラの原子と暗黒物質だけで、光のない、 暗黒時代の宇宙からは何の情報も得られないそうです。 情報一直線は打って変わって、農業のお話。 食環境ジャーナリスト 食総合プロデューサー 金丸弘美さんに グループ年商は20億円の群馬県の昭和村にある「野菜くらぶ」という専業農家の集まりを 紹介いただきました。 野菜くらぶは、自己資金を少なく、かつ、独立してすぐに稼げる農業の確立を目指して、 作られた独立支援プログラムで、¥法人である野菜くらぶで研修を受け入れて、 農業技術を学び、法人の後押しで独立させるというもの。研修は2年ほど。 法人で販売している品目で、取引先の需要があるものを研修で学び、 そして独立させます。また、1500万円以上かかる機械類の購入などの初期費用は、 野菜くらぶが、高額のお金が必要な農器具やコンテナをリースで 貸し出し、さらに、一定の出資をしてまかないます。 こうして、法人である野菜くらぶは、野菜の販売ルートを確保してある上、 何が必要なのかをあらかじめ研修で学ぶため、安定した収益を上げて スタートできるというシステムを構築しているそうです。 これから農業を始めようと考えている方は、こういった法人に登録をするか、 さいさいきて屋のように直売所を設けるなど、しっかりとしたシステム作りに 注目されてはいかがでしょうか? |
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