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生島ヒロシのおはよう定食・おはよう一直線


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放送後記

2011年05月19日(木)放送分

<5月19日放送後記>

今朝は、祥伝社新書から「記憶はウソをつく」、
PHP新書から「記憶の整理術」を出版されている、
MP人間科学研究所代表、心理学博士、榎本博明先生に「記憶はウソをつく」という
テーマでお話をうかがいました。

自分ではホントのことを言っているつもりなのに、事実と違うことを言ってしまう、
人との間で記憶のすれ違いというのはしょっちゅうありますよね。
なぜこのようなことが起きるのか?
それは、記憶が無意識のうちに書き換えられてしまうからなのです。
例えば旅行でも、同じ場所に何度も出かけると、どの出来事がいつのことだったか、
記憶に混乱が生じますよね。想像と記憶の境界はとても微妙。

事実をありのまま記憶することはできないそうで、
カメラは「真実をありのまま」映し出しますが、人の記憶は「事実」ではなく、
「解釈」であり、「印象」だから、事実ありのままの記憶というのはありません。
記憶のスレ違いを防ぐには、「メモをとる」ということが大事でしょうね。

私たちは自己イメージに強く縛られています。
日頃から単調に過ごさずに、何事にも気持ちを込める、
ちょっとしたことにもささやかな喜びを感じたり、感動できる生活をすることで
記憶も自己イメージの影響を受け、記憶力は鍛えられるそうですよ。


情報一直線では、新潮社から「暗殺国家ロシア」を出版されている、
ジャーナリスト・福田ますみさんに「自由のないロシアのジャーナリズム」と題して、
お話を伺いました。

ロシアでは、警察をはじめとした、治安省庁関係者は、治安省出身のプーチン政権下で
強い権限を握るようになり、ロシアの警察は、わいろを取り、拘束した人間に拷問を行い、
容疑者を殺し、罪をでっち上げるというギャング団かおまけの悪質な犯罪を
行っているのが現状で、言論の自由がないそうです。
そんななか、ロシアで唯一、政府にも、新興財閥からの買収にも応じず、
常に財政難と戦いながらも、いかなる時も一般市民、あるいは弱者の立場に立ち、
「不偏不党」「中立公正」を貫き、鋭い権力非難を行っている「独立系メディア」として
1993年に創刊、社員126名、部数27万部あまりの「ノーバヤガゼータ(新しい新聞)」が
あるそうです。

福田ますみさんの「暗殺国家ロシア」には、ロシア国内で、「ノーバヤガゼータ」が
どのような状況の中、取材を行っているか、発刊をしているかなどが記されています。
興味をもたれた方は、是非ご一読ください。