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2010年05月26日(水)放送分 今朝のうるおい生活講座は、「踵の痛み」について、目黒整形外科内科、そして上尾メディカルクリニックの院長でもいらっしゃいます信岡史将先生にお話を伺いました。足裏の踵部分が痛いと訴えて受診する患者さんによく見られるのが 「足底筋膜炎(そくてい・きんまくえん)」という疾患。 これは足の底にある筋が何らかの原因で炎症し、痛みが生じる疾患です。 痛みの特徴としては、特に朝、起きて立ち上がると痛みが増強するパターン。 寝ている間に筋膜がこわばり、硬くなっているせいもあって痛みが強く感じられるが、歩き出して筋膜がほぐれてくると、痛みは徐々に治まり、日中は痛みがあまり感じずに済むようになるのが一般的と言う事。 しかし体重をかけて運動すると再び痛みが増強することもあるそうです。 原因として考えられるのが、ランニングなどの運動、立ち仕事が多い、扁平足、X脚、また足に合っていない靴を履く…など。 対策としては、整形外科などを受診し、原因を克服することが第一。 他にも足裏のマッサージなどもオススメだそうです。 「足底筋膜炎」自体は重篤な病気ではなく、放っておいたからと言って重症化して歩けなくなるわけではないそうです。 しかし、痛む足をかばって歩くなどして膝に負担がかかり、変形性膝関節症や腰痛など、他の病気が生じてしまうこともあるので要注意です。 |
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