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土曜朝イチエンタ。堀尾正明+PLUS!

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土曜朝イチエンタ。堀尾正明+PLUS!

番組からのお知らせ
プロフィール

堀尾正明

堀尾正明(ほりおまさあき)

生年月日:1955年4月24日
出身地:埼玉県
趣味:ゴルフ

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大学在学中に文学座附属演劇研究所に入り、研究生としてミュージカルに出演。81年にNHKにアナウンサーとして入局、初任地はNHK北九州放送局。
東京へ異動後は芸能畑を担当し、95年開始の『スタジオパークからこんにちは』メインキャスターとなり、人気を博す。
00年『NHKニュース10』のキャスターに抜擢され報道番組を担当。その後『サタデースポーツ』『サンデースポーツ』担当に廻りスポーツ畑へ。2002 FIFAワールドカップのメインキャスターを担当。

長峰由紀

長峰由紀(ながみねゆき)
TBSアナウンサー

生年月日:1963年6月28日
出身地:埼玉県
趣味:演劇鑑賞、相撲観戦

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●出身高校:埼玉県立松山女子高等学校
●出身大学:立命館大学 文学部 中国文学科
●身長:153cm
●血液型:O型
●入社年度:1987年

人権TODAY

人権に関わる身近な話題をテーマに掲げて、ホットなニュースをお伝えしています。

障害者が安心して裁判員制度に参加するためのパンフレット

放送日:2009年05月23日
市民が裁判員として刑事裁判に参加する裁判員制度が2009年の5月にスタートしました。
裁判員には障害者も選ばれる可能性があります。20の障害者の全国団体で作る「障害関係団体連絡協議会」は制度のスタートに先立ち、障害者が安心して参加できるよう必要な配慮をまとめたパンフレットを作成しました。
作成のための研究委員会で委員長をつとめた仁科豊弁護士は「見ていただくと、裁判員として参加するまで、そして裁判員に参加して、どのような配慮をしてもらえるのか、ということも含め、必要なことが全て書いてあります」と話します。

パンフレットは2種類あります。一つはA4版6ページの「障害のある方向け」のパンフレット。(「障害者の裁判員制度への参画に向けて」)
まず裁判員制度の概要、そして裁判所が考えている配慮が説明されています。
・視覚障害者には、申し出れば、手続きの書類を点字翻訳する
・聴覚障害者には、手話通訳や筆記通訳を手配する
・裁判所まで移動するためのヘルパーの手配      などです。
また、スロープや点字ブロック、補助犬の同伴など裁判所のバリアフリーの状況についても説明があります。
そして最後に、裁判所に配慮を求める時の具体的なポイントを説明しています。例えば、聴覚障害者の裁判員が法廷で被告や証人の表情を見ながら話を聞きたい場合、「手話通訳者のいる位置を被告や証人と同じ視野に入るようにしてほしい」といった具合です。
「障害のある方向け」のパンフレットは漢字に全てルビが振ってありますし、内容を音声にできる特殊なコードもついています。

そしてもう一つがA4版、4ページの「法曹関係者、つまり裁判官や検察官、弁護士向け」のパンフレットです。(「障害者に配慮した裁判員制度の実現を」)裁判をわかりやすく、参加しやすくするために法曹関係者に配慮や工夫をしてほしいことが書いてあります。
まず、身体の障害だけでなく、知的障害や精神障害のある人も含めた共通の配慮として、
・わかりやすい言葉や表現を用いてゆっくり話す
・緊張感を感じないような雰囲気を作る
・どこまで理解したか、確認しながら審理や評議を進行する   といったことがあげられています。
さらに
・手足が不自由な人が参加したら、長時間同じ姿勢を取るのが難しいので適宜休憩をとる
・視覚障害者には誰の発言かわかるように、発言の前に名乗るようにする
・聴覚障害者には手話通訳者に時間の余裕を持たせる、といった感じです。

仁科弁護士は「例えば、聴覚障害者に配慮するということは、耳が少し聞こえにくい高齢の裁判員に配慮することと同じです。障害のある人への配慮は、市民一人一人への配慮につながり、より参加しやすい制度が実現できることにつながるんです」と話します。
また、仁科弁護士は、視覚障害者に言葉で説明する時のことなどを例に挙げ、「ゆっくり、わかりやすい言葉を使い、緊張感を感じないように、どこまで理解したか、確認しながら進行する、といったことを心がけていけば、本当にわかりやすい裁判の実現につながるのでは」とも話していました。

この「障害のある人向け」と「法曹関係者向け」の2つのパンフレットは 「障害関係団体連絡協議会」を構成する団体や全国社会福祉協議会のホームページからダウンロードできます。
社会福祉法人 全国社会福祉協議会 障害関係団体連絡協議会
電話03-3581-6502 FAX03-3581-2428

裁判員制度についてさらに詳しく知りたい方は裁判所に問い合わせて下さい。

障害の特性等についてより詳しく知りたい方は、下記の団体に 問い合わせて下さい。

「全国ことばを育む会」 電話 03-3207-3107
FAX 03-3207-3107
「全国肢体不自由児・者父母の会連合会」 電話 03-3971-0666
FAX 03-3982-2913
「全国重症心身障害児(者)を守る会」 電話 03-3413-6781
FAX 03-3413-6919
「全国脊髄損傷者連合会」 電話 03-5605-0871
FAX 03-5605-0872
「全日本手をつなぐ育成会」 電話 03-3431-0668
FAX 03-3578-6935
「全日本難聴者・中途失聴者団体連合会」 FAX 03-3354-0046
「全国精神障害者団体連合会」 電話 03-5438-5591
FAX 03-5438-5592
「全日本ろうあ連盟」 電話 03-3268-8847
FAX 03-3267-3445
「日本筋ジストロフィー協会」 電話 03-5273-2930
FAX 03-3208-7030
「日本身体障害者団体連合会」 電話 03-3565-3399
FAX 03-3565-3349
「日本盲人会連合」 電話 03-3200-0011
FAX 03-3200-7755
「日本リウマチ友の会」 電話 03-3258-6565
FAX 03-3258-6668
「日本てんかん協会」 電話 03-3202-5661
FAX 03-3202-7235
「日本発達障害ネットワーク」 電話 03-6240-0674
FAX 03-6240-0671

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