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毎週水曜日 27時00分〜28時00分
メール:elekata@tbs.co.jp
ハガキ:〒107-8066 TBSラジオ
「エレ片のコント太郎」それぞれの係まで。
エレ片3人と、リスナーでひとつの小説を作る「エレ片リレー小説」がポッドキャスティングで始まりました。 どんな小説ができるか乞うご期待! |
著:ラジオネーム:コモ 「さあご主人様、こちらへ」女に導かれるままに、公園の中央へ歩いていく。 あちこちで同じ顔・同じ声の女たちが「おかえりなさいませ」「おかえりなさいませ」と 俺に微笑みかけ、ゆっくりと近寄ってくる。それも、皆が張り付いたような笑顔で… 気味が悪い… 俺は軽い吐き気すら覚えた。一体何なんだ?こいつらは…どうなってる?何がしたい? その時、ふいに集団のどこかから 「俺を怒らせたことを後悔するがいい…」という声がした。 「誰だ!!」俺は反射的に銃をそちらに向けた。しかし、そこはメイドたちが微笑んでいるだけだ。 「俺を怒らせたことを…「そっちか!!」まただ!また声が… 「俺を怒らせたことを…「俺を怒らせ…「後悔するがいい…「俺を… あちこちから声が聞こえる…! 「誰だ!誰だよ!!出てこいよ!!!どこの中学だゴルァァ!!!」 その度に銃を振り回し、狂人のように叫ぶ俺。表情を変えず微笑みつづけるメイド。 もうわけがわからない・・・・俺が何したッつうんだ…「何したッつうんだよォォ!!!」 「分からないのか?」 突然耳元で声がして、俺はビクリと肩を震わせた。 身をひるがえして声の主を見た瞬間、俺は構えた銃を取り落としそうになった |
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