2008年4月19日放送 有機栽培と書いたワインを見かけました、どのようなワインなのですか？ 有機栽培でつくられた葡萄で作ったワインのことです。 有機ワインと言うためには、３年以上の間、化学的に合成した肥料や農薬を一切使わずに育てたぶどうを使わなければなりません。 ですので、肥料は動植物由来の有機肥料などを使用したり、病害虫は人の手で防いだり、畑の環境を整えたり、病害虫に強い種類の作物を植えるなどの方法で防いでいます。 また、原料の栽培だけでなく、ワインの製造工程でも「化学合成物質が混入しないこと」が厳格に求められています。 このように「有機」の製品を作ることは、とても手間がかかることなのです。 なおよく間違えられるのですが、「有機栽培ワイン」は「酸化防止剤無添加ワイン」とは異なります。「酸化防止剤無添加ワイン」は酸化防止剤（亜硫酸）を加えずに作ったワインのことで、有機栽培でつくられた葡萄を使ったワインということではありません。 名水１００選はどういう基準で選ばれているのですか？ 名水百選（めいすいひゃくせん）とは、1985年（昭和６０年）に当時の環境庁（現在の環境省）が選定した、 全国各地の清澄な水（清く澄んだ水）で、湧水（地下水が地表に湧き出た水）や河川の中から百ヵ所選んだものです。 全国各地で古くから引き継がれている多くの「名水」の保全や、国民の水質保全への認識を深めることで、 その優れた水環境を今後とも保護していこう、ということなどを目的として選定されたもので、「おいしい水」ということとは直接関係ありません。 水質や水量、周辺環境やその保全状況、そして地域にお住まいの方等による保全活動があることを 必須条件として、規模や、故事来歴、希少性や、著名度等も勘案されて選考されたそうです。 なお、環境省から今年、新名水百選が新たに選出されると発表されています。

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