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2006年9月30日放送
質問1 1、アイスクリームの容器に賞味期限がないのはなぜですか?
2、フィズってどんなお酒なのですか?
3、100%ジュースのホットがないのはなぜですか?
4、紅茶の葉は、缶入りのものと、ティーバッグでは葉っぱに違いがあるのですか?
5、ウイスキーや焼酎、日本酒は、店でボトルキープしているうちに味が変わるものなのでしょうか?
答え
答え1
  1. アイスクリームは通常-18℃以下で冷凍保存されますが、この様な低温ですと細菌は増えることはありませんし、原料が単純なので時間の経過に対して品質が安定した食品なのです。また一度溶けると、変化して元に戻りません。つまり見た目がきちんとしていれば正常である事が判断できます。冷凍保管中には時間が止まっていると言えるので、賞味期限の表示の規定はありません。
  2. ジンなどのお酒をベースに、レモンジュース、砂糖を加え、ソーダで割る爽やかなカクテルです。一般的には、ソーダで割ったカクテルが「○○フィズ」と呼ばれることが多いですが、カカオ、バイオレット等のリキュールをベースにしたフィズも人気があります。フィズという名前は、ソーダの中の炭酸ガスが水から離れるときにたてる「シュッ!」という音からきた擬声語、と言われています。
  3. ジュースはフレッシュさがおいしさの大きなポイントです。加熱することでそれが失われてしまうからです。特に缶入りなどの自動販売機であれば、1,2週間以上、50度程度の温度で保管される可能性がありますのでレモネードなどのように、10%程度の果汁入りであればお楽しみいただけますがおいしさの点からメーカーとしてはお勧めしていないのです。温めてすぐ飲む、ということであれば、加熱した果物の風味で食経験の多いオレンジやアップルならそれなりの味わいは楽しめるかもしれません。
  4. ティーバッグで淹れる特徴は、短時間で飲めるようにすることでしょうから、基本的には葉の大きさの違いです。抽出しやすくするため茶葉をカットして入れられていますし、中には缶入りなどに負けない高級茶葉を使ったティーバッグも発売されています。ティーバッグもリーフティーと同様にポットで抽出するとよりおいし飲めます。ティーバッグ一個が一杯分。抽出は1分前後で良いでしょう。
  5. この番組でもしばしばお話しているように、お酒に限らず、栓を開けた後はだんだん風味が変化してきます。ウイスキーやブランデー、焼酎のようなアルコール度数の高い蒸留酒は安定した性質とはいえ、栓を開けるたびに、また中味が減れば瓶の中の空気に接することも多くなりますので、あまり長くボトルキープはされない方が良いでしょう。日本酒は醸造酒で、風味も外気の影響を受けやすいので一層開栓後のキープ期間は短めに。でも、くれぐれも早くボトルを空にしようとして、飲みすぎには注意してください。
答え
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