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2006年1月28日放送
質問1 1、飲み物の自動販売機って、いつごろからあったのですか?
2、うちにも自動販売機を設置したいのですが、誰でも持つことができるのですか?
3、1台の自動販売機に何本の飲料が入っているのですか?
4、自動販売機の取り出し口の表の扉の内側にある、もう1枚の扉によく商品が引っ掛かって取り出しにくいことがあります。何故、何枚も扉があるのですか?
5、市役所で「緊急時飲料提供ベンダー」と書いてある変わった自動販売機を見かけたのですが、これは何ですか?
答え
答え1 1、紀元前215年頃にエジプトの寺院に置かれた聖水の販売機が世界で最初の自動販売機と言われています。 硬貨を入れるとその重みで内部の受け皿が傾き、弁が開いて水が出てくるという仕組みだったそうです。 日本で最初に開発された自動販売機は明治21年、たばこなどの箱入り商品を販売する機械でしたが、 実用化に至ったものは明治37年の切手の販売機と言われています。 さらに、飲料では昭和32年に(1957)10円硬貨を入れるとジュースが出てくる販売機が初めて登場しました。

2、清涼飲料の自動販売機であれば、ご自分の敷地内に設置することができます。 お酒の場合は酒類の販売免許を持っていることが必要になります。 製品も買い取って、電気代から管理まで、販売店とおなじ形態を取る場合と、場所だけを販売会社に貸す 場合とがあります。ただ、自動販売機そのものが高額ですから、それに見合う売上が見込まれる場合でないと設置は難しいですね。

3、最近はさまざまな種類のサイズがあります。小さいものでは12種類入れることができて270本程度、 大きいものでは42種類入れることができて、なんと最大900本以上の商品が入っているのです。

4、2重のカバーにはいろいろな役割があります。 ひとつは外部からのほこりやゴミが入り込まないように、取り出し口を安全で清潔に保つためです。 もうひとつは温度管理です。外気の温度に影響されにくいように2重のカバーで守っているのです。 省エネルギーにも役立っています。さらにこの奥に、内扉の更に内側にもう一枚、商品取出し口から手を入れて商品を引き抜かれない様に、防盗板(防盗フラッパー)というものが付いている場合があります。 各販売機メーカーとは「消費者の取出し易さ」と「防犯」というところで絶えず議論を行い、少しづつ改良しています。

5、災害時に電源が絶たれた場合でも、開ける鍵なしで、飲料を提供することができるように設計された自動販売機です。消防署、市役所、病院をはじめ、災害時の避難指定場所など、屋内に設置されています。 自動販売機を災害時の飲料備蓄倉庫として位置付けているわけで、もちろん機械自体も丈夫に出来ています。さまざまな飲料メーカーが地域と協力して設置を開始しています。
答え
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