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＃54 宮城県丸森町筆甫(ひっぽ)地区2009年8月2日放送
自転車メッセンジャー達のワンステップ！（前編）
（写真） （写真）都会の道を駆け抜けるメッセンジャー。彼らの仕事は、交通量の多い道を自転車で走り荷物を届ける事。
そんな自転車宅配能力を使って、誰かの役に立てないのか？そんな思いを持った三人のメッセンジャーが番組に参加しました。
三人が向かったのは、宮城県丸森町筆甫（ひっぽ）地区。
阿武隈山系の自然に囲まれたこの地区は、高齢化が宮城県で二番目に進んでいます。山間にあるこの地区は、一言で言うと、移動がとても不便な場所。
隣の家に回覧板を回すのも、高低差の激しい道をはるばる歩いていかないといけないのです。
その不便は、高齢の方々の体に負担をかけていたことはもとより、この地域のコミュニケーションをも希薄にさせてしまっていたのです。
三人は、この場所でちょっとしたものから運び始めます。そして「獲れたじゃがいもを、離れた所に住む友人のところに運んで欲しい」・・・「そのお礼にこれを届けて」・・・。
その荷物を運ぶと、この地域の人たちの心も運んでいることに気付いていった三人。
そして、この地域の人たちが最近忘れかけていた「ふれあい」が、届け物を通じて蘇ってきたのです。