
君嶋隼人 / 大泉 洋
トキワ自動車府中工場総務部長兼アストロズ・ゼネラルマネージャー。 勤続25年、エリート社員として輝かしいキャリアを積んできた。しかし、上司である取締役営業本部長・ 滝川桂一郎が進める企業買収に異を唱えたことから、本社から府中工場の総務部長に飛ばされ、14億円もの赤字を抱えるアストロズのゼネラルマネージャーを兼務するよう命じられる。
2019年7月スタート
トキワ自動車府中工場総務部長兼アストロズ・ゼネラルマネージャー。 勤続25年、エリート社員として輝かしいキャリアを積んできた。しかし、上司である取締役営業本部長・ 滝川桂一郎が進める企業買収に異を唱えたことから、本社から府中工場の総務部長に飛ばされ、14億円もの赤字を抱えるアストロズのゼネラルマネージャーを兼務するよう命じられる。
君嶋の妻で、10歳と8歳の男児の母。 明朗快活で楽天家。君嶋の最大の理解者である一方で、夫が落ち込んでも深刻にならず、尻を叩き、大したことはないと飄々としている。理不尽なことや間違ったことに対して相手が誰であろうが物申すところは君嶋と同じである。
アストロズの主将でポジションはCTB(センター)。府中工場総務部に勤務。 常にチームのことを真剣に考え、周りをよく見ている。選手としての自らの活躍よりもチームとしての勝利を優先させる男。君嶋、柴門の右腕となってチームを支えていく。
トキワ自動車本社海外事業部所属。 ニュージーランドでの大学時代に挫折を経験し、心機一転、日本で新しい人生を歩もうと帰国。ビジネスがしたいとトキワ自動車に入社した。君嶋と出会い人生が一変。君嶋の再起の切り札となっていく。
トキワ自動車府中工場の総務部員で、アストロズのアナリスト。 体育会系のキビキビした雰囲気をまとった仕事のできる女性。アナリストとしての能力もずば抜けており、ラグビーに関するありとあらゆる情報を集め分析、選手たちにレクチャーを行うチームのブレーン。アストロズに欠かせない武器である。
トキワ自動車研究所の研究員であり、アストロズのファンの1人。彼の発言をきっかけに、カザマ商事買収を巡る一件が大きく動き出すことになる。
ラグビー界の重鎮・津田三郎率いる「サイクロンズ」のゼネラルマネージャー。津田と同じく城南大学ラグビー部出身。業界きっての情報通であり、選手としては大きな活躍こそなかったが、ゼネラルマネージャーとしては一流の男である。
トキワ自動車・経営戦略室に所属する君嶋の元上司。経営戦略室長としてトキワ自動車の舵取りに一定の影響力を持ち、常務取締役営業本部長の滝川とは同期で、対立する滝川と君嶋をとりなそうとするが…。
前トキワ自動車府中工場総務部長、前アストロズゼネラルマネージャー。
トキワ自動車府中工場の工場長。
社会人ラグビーチーム・サイクロンズの10番、スタンドオフの選手。日本代表のエースナンバー(10番)をも背負い、正に日本を代表する選手。アストロズの最強のライバルとなり、立ちはだかっていく。
トキワ自動車本社、海外事業部所属。中途入社で入ってきた新入社員・七尾圭太の教育担当。トキワ自動車内でも数少ないアストロズの熱狂的ファンで、中でも浜畑譲のファン。彼女の言動が七尾を、そしてやがてはアストロズを動かすことになる。
トキワ自動車の社員。あまりラグビーに興味がない。
トキワ自動車の社員。
アストロズの元NO.8。アストロズの中心選手の1人で、チームでは若手たちをまとめるリーダー格だった。現在は引退し、コーチとしてアストロズの選手育成に携わる。
アストロズ不動のエースのSO(スタンドオフ)であり、元⽇本代表。円熟味のある華麗なプレースタイルでチームを引っ張る絶対不動の司令塔。⾥村と⼈気を⼆分するチームの⼤⿊柱。
ポジションは FL(フランカー)。アストロズにとって FW の精神的⽀柱となっている存在。元⽇本代表であり、年齢的にも現在のアストロズを引っ張る中⼼選⼿。
アストロズの新⼈ SH(スクラムハーフ)。気は弱いが優しい性格。
ポジションはFL(フランカー)で、ジャッカルが得意な選手。プレーは荒く、野心家で、生意気である。降格圏を低迷する現状のアストロズに満足しておらず、試合で目立って、より上の他のチームに行きたいと考えている。
ポジションは SH(スクラムハーフ)。日本代表のキャップ経験もあり、浜畑と共にアストロズを牽引するスター選手だったが、サイクロンズに移籍。人一倍負けず嫌い。
アストロズのメディカル兼任のアシスタント。府中工場総務部勤務。 セーフティーアシスタントの認定を持ち、ラグビーに関する深い知識を武器にチームを支える16番目の選手。
君嶋と真希の長男。
君嶋と真希の次男。
アストロズ行きつけの居酒屋「多むら」の女将。
カザマ商事が開発を進めるゴルフ場「府中グリーンカントリークラブ」の担当責任者。元ラガーマン。実は君嶋も知らないカザマ商事のある秘密を抱えており…。
120年の歴史があるトキワ自動車創業家社長。 根っからのラグビー好き。社会人ラグビーの最上位リーグであるプラチナリーグ創設に賛同して、アストロズの創設、参加を決めた。毎年14億円もの赤字を計上し、社内のお荷物とも評されるチームの唯一の理解者でもある。
日本蹴球協会プラチナリーグ担当専務理事であり実務のトップを担う。プラチナリーグの赤字経営を改善すべく様々な改革案を持ち込む君嶋を疎ましく思い対立していく。
日本のラグビー界を束ねる日本蹴球協会の会長。ラグビーがプロスポーツではなくアマチュアであることを神聖視し、収益性を求めることを悪とする考えの持ち主。ラグビーの素人でアストロズを実力とともに経営的な面から立て直している君嶋とは対極にいる。
アストロズ監督。名門城南大学ラグビー部出身。 口数は少ないがいつも静かに闘志を燃やし、とにかく勝ちにこだわる。冴え渡る観察眼と誰よりもチームのことを考える考察の深さ、そして圧倒的な情熱を持つ。君嶋とは過去にある因縁が。アストロズを勝たせるために、多くの改革を断行していく。
ラグビーの名門・城南大学の大物OB にして、社会人ラグビーチームの強豪・サイクロンズを率いる名将。誰もが知る日本ラグビー界の重鎮。柴門を城南大学ラグビー部の監督から更迭した張本人。何より伝統を重んじ、数々の改革を断行し、伝統を踏みにじった柴門を心の底から嫌っている。
カザマ商事三代目社長。 君嶋が飛ばされる原因となった企業買収話に絡む人物。ある思惑を持っており、風間の存在はやがてトキワ自動車全体を揺るがす事態へと発展していく。
トキワ自動車の常務取締役営業本部長。 次期社長候補と目され出世街道をひた走る男。押し出しが強く、弁も立ち、社内では一目を置かれる存在。 自らが提起した企業買収話に異を唱えた君嶋を天敵とみなし、敵対していく。