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毎週土曜日よる7時56分〜放送

スペシャルコンテンツ

九十九のセリフに学ぶ『脳科学』

『脳科学』に関する九十九のセリフをプレイバック!聞き逃した方は、ここでおさらいしてみよう!!

Episode.04

No.01
佐々さん、僕は記憶力がいいわけじゃないんです。みんなのことを “メモ帳代わり” に使っていただけなんです。
人間は新しいことを覚えようとする時に、まずその情報を海馬というところに取り入れて前頭前野 (ぜんとうぜんや) に保存します。でも、記憶というものは、どんどん薄れていってしまうものなんです。
だからみなさんは、同じ番号のカードを見つけると、それを忘れないために一生懸命何度も見比べた。そのたび情報は更新される。僕は、そのみなさんの目線の先をたどって同じカードを見つけ出したり、「 怪しいなぁ 」 と思った時にはめくるふりをしてみなさんの表情をうかがって確かめたりしていたんです。

つまり、僕が神経衰弱に勝たせてもらっているのはみなさんのおかげなんです。
No.02
優さんが記憶障害だというのは、間違いないみたいですね。いや、人間っていうのは何か新しい事を目にすると、まずこの海馬が働くんです。
しばらくして、その情報がこちらの大脳新皮質 (だいのうしんぴしつ) に送られて長期的に蓄えられるようになるんですけど、でも優さんの場合はその記憶の入り口にあたる海馬自体が損傷を負ってしまっているので、新しいことが覚えられないんですよ。
No.03
多分ムリだと思いますけど… とりあえず自分で考えた方がいいんじゃないですか?
悩むことをやめると、脳って老化しちゃうんですよ。でも、丹原さんの脳はもうかなり疲れちゃってますもんねぇ…。
No.04
丹原さんは、どうしてそう思うんですか?

論理とかでしたらいくらでも捏造できると思うんですけど、刑事さんの勘だけは別です。
長年積み重ねてきた経験で、やっと脳の中にできたものですからね。簡単にはごまかせません。