まち・モノ語り

東京都江東区
この町に、世界に誇れるモノがある

それは、「ステンドグラス」。

光とガラスの色が微妙に溶け合って作り出されるハーモニーは人々の心を癒し、優しい空間を生み出してくれる。

作っているのはここ「株式会社 松本ステインドグラス」。
昭和23年創業 従業員7名の町工場だ。

まずはステンドグラスの基本となるデザイン画を作成。

そしてそのデザイン画を原寸大に拡大し、パーツごとに紙を切り、それに合わせてガラスをカットしていく。

さらに切ったガラスを鉛で作られた枠に組み合わせていくのだが・・・。

ここで、まち・モノポイント！

半田付け。
ほとんどの場合ステンドグラスは接合部分だけの半田付けなのだが、ここでは全面に半田付けを施している。

これによりガラスとの一体感が生まれ、より美しいステンドグラスが出来上がるのだ。

このあと隙間にパテを埋め込み、さび止めをすれば完成。

こうして作られたステンドグラスは、その美しさと完成度を認められ、国会議事堂の中央広間や国立科学博物館でも使われているのだ。

そう、この町にも世界に誇れるモノがあった。