この差って何ですか?

毎週火曜よる7時

過去の放送内容

2019年5月14日

(1)「白いたくあん」と「黄色いたくあん」の差

(写真)

専門家:梅元寿敏(九州農産)

この差は…
「ぬか」によって発酵により、「黄色い色素」に変わっていくか どうか
2月以降に店頭に並ぶ「白い大根の漬物」の多くは「大根の塩漬け」。

「黄色いたくあん」は着色していない?
「黄色いたくあん」は、明らかに着色している「たくあん」も売られているが、本来は全く着色していない商品。

◯「たくあん 製造工場」に潜入
今回、業界トップクラス、東海漬物グループの「たくあん製造工場」に潜入!工場内のたくさん並ぶ「青いケース」には、なんと1本の中に4,500〜5,000本の「大根」が漬けてある。工場の冷蔵庫全体で、1,000万本の「大根」が漬けてあるとのこと。何でそんな量あるかというと、毎年11月から1月までの3カ月間で収穫され、この期間で順次、「塩」と「ぬか」をまぶしていき、1年分の「たくあん用の大根」が漬けられるため。

◯5カ月目の漬けた「大根」をチェック
およそ5ヵ月経っている現在の「大根」は、特別なことはしなくても「黄色い大根」なっている。一方、1ヵ月未満の漬けた「大根」は、「白い」。ただし、これも1ヵ月以上経つと、だんだんと「黄色い大根」に変化していく。つまり、「大根」は漬け込んで、発酵が進むにつれ、自然に「黄色い大根」になっていく!「たくあん」は、漬け込んで発酵する期間が、長ければ長いほど色が より黄色くなり、味も濃くなっていく。
そして、漬け始めて1ヵ月以内のモノは「白いたくあん」として、1ヵ月以上経ったモノは「黄色いたくあん」として、順次出荷されていく。そのため、同じ商品の「黄色いたくあん」でも、なんと時期によって、色が違ってくる!

◯なぜ「黄色く」なっていくのか?
これは、大根の細胞にある辛味成分の1つ、「4-メチルチオ-3-ブテニルイソチオシアネート」が、「ぬか」によって発酵が進むことにより、「黄色い色素」に変わっていくので、「漬け込んで発酵する期間」が長いほど「黄色い色素」が増えて、より黄色くなるため。

◯1年中、「白いたくあん」が売っている理由とは?
漬け始めて6ヵ月が経つ5月の時期は、「黄色いたくあん」しかないとのこと。それでは、なぜスーパーには「白いたくあん」が売られている?
これは、実は「塩漬け大根」という全く製法の異なる商品だった!実は、2月以降に店頭に並ぶ「白い大根の漬物」の多くは、「たくあん」ではなく、「塩漬け」と呼ばれる商品。「大根の塩漬け」は、冬だけではなく、ビニールハウスやその時々で採れる「旬の大根」を使い、「ぬか」で発酵させずに、漬け始めて1か月以内に出荷するので、「たくあん」よりも「味がさっぱり」しているとのこと。そのため、「塩漬け大根」は、1年中、白い状態のまま、店頭で売られている。

(2)「ご祝儀袋」の使い方の差

(写真)

専門家:井垣利英(マナー講師)

この差は…
◯「寿」と「御祝」の使い分けは、「永く続いて欲しいお祝い事」か どうか
「永く続いて欲しいお祝い事」には、「寿」を使う。

◯「寿」と「御祝」の使い分けとは?
ご祝儀袋を買うと、「寿」と書かれた紙と「御祝」と書かれた紙が入っている。これは、「表書き」と呼び、実は「お祝いの種類」によって、適した使い分けがある
代表的な「お祝い事」には、「成人祝い」、「結婚祝い」、「出産祝い」、「還暦祝い」がある。使い分けとしては、「成人祝い」は「御祝」、「結婚祝い」は「寿」、「出産祝い」は「御祝」、「還暦祝い」は「寿」がふさわしい。

◯「寿」と「御祝」の使い分け方の理由とは?
なぜ、このように使い分けるのが、ふさわしいのかというと、「寿」という文字の「意味」を知れば分かるとのこと。「寿」という文字は、そもそも「田畑」を、杖をついて歩いている老人からできた文字。「長寿」という言葉があるように、「永く続く」という意味がある。そのため、「永く続いて欲しいお祝い事」には、「寿」を使う方がふさわしい。「2人の結婚が末永く続くように!」という思いを込めて渡す「結婚祝い」や、「これからも長生きして欲しい」という願いを込める「還暦祝い」は「寿」にする方が良い。一方、「成人祝い」や「出産祝い」は、「永く続くことを願ったお祝い」ではないので、「寿」ではなく「御祝」を使う方が ふさわしい。

(3)「舞妓」と「芸妓」の差

(写真)

専門家:谷口三知子(しげ森 若女将)

この差は…
◯「舞妓」は「置屋」で、「芸妓」は「一人暮らし」か どうか
◯「舞妓」は「踊りのみ」、「芸妓」は「芸事を披露できる」か どうか
◯「舞妓」は「お給料がない」、「芸妓」は「お給料がある」か どうか
「舞妓」のうちは「ファーストフード店」や「コンビニ」などには立ち寄れない。

◯「舞妓」と「芸妓」の差とは?
「祇園」を代表する「京都の花街」で、「宴席」に花を添える女性たち、「舞妓」と「芸妓」。「おしろい」を塗った顔に「日本髪」、そして「着物姿」と、見た目はあまり変わらないように見える「舞妓」と「芸妓」との差とは?

◯「舞妓」と「芸妓」になるには?
「舞妓」は、中学校を卒業して、1年くらい修行してなれる。そして、「舞妓」を5〜6年して、ある程度修行ができたら、「芸妓」になる。つまり「舞妓」は、一人前の「芸妓」になるための「見習い」の身ということ。「踊り」や「三味線」など、様々な「芸事」を習得し、「体つき」や「雰囲気」が大人の女性になったと認められると「芸妓」になれる。

◯「舞妓」と「芸妓」の「普段の生活」とは?
「舞妓」は、普段「置屋」にいる。「置屋」は、15歳から20歳の「舞妓」と、まだ働いて1年未満の「仕込み」が、親元を離れ、女将の元で共同生活をしている場所。今回取材した「舞妓」たちが暮らす「大部屋」は、テレビもテーブルもなく、「二段ベッド」でギッシリ!常に「着物」を着て、「日本髪」を結っている。「日本髪」は1回結うのに、時間と費用もかかる上、「日本髪」を結える「髪結い師」も少ないので、「舞妓」は、髪を洗わず、1週間キープしなければならないとのこと。そのため、寝る時も、「日本髪」が崩れないように、「高枕」を使って、横向きで寝ている。
また毎日「芸事のお稽古」がある。三味線以外にも、お茶と舞、それからお囃子、お琴など。帰りには、喫茶店で「お茶」もできるが、「コンビニ」とか「ファーストフード店」、「映画館」、「ファミレス」、「カラオケ」などは、イメージにそぐわないとのことで、立ち寄ってはいけないとのこと。
一方「芸妓」は、仕事以外の時は「服装」は私服で、「髪型」も自由!そして、独立という形になるので、「置屋」を出て1人暮らしすることが許される。
また出かける際にも私服の時に限り、基本的には何をしてもよく、「舞妓」には許されない「コンビニ」などに立ち寄ることもできる。

◯「舞妓」と「芸妓」の「仕事の準備」とは?
「舞妓」は、まずは化粧ののりを良くするために「固形の油」の下地を塗り、その上から「水で溶いたおしろい」を、まんべんなく塗っていく。「おしろい」は、昔「照明」がなかったので、暗い部屋でも、顔がはっきりと見えるようにしたとのこと。そして「着物」を着たら完成。ちょっと柄が華やかなモノや派手めのモノが多い。
一方、「芸妓」は、自宅で支度を開始。まずは「舞妓」と同様に、固形の油を塗り、顔に「おしろい」を塗っていく。「着物」は、「舞妓」の「着物の柄」には差が!「舞妓」は「可愛らしさ」が重視されるので、色合いも結構鮮やかで、柄も結構かわいらしいものを使うが、「芸妓」は「大人の女性」としての品を重視するので、派手な柄のモノではなく、色合いもシックにしているとのこと。そして、「髪の毛」は「カツラ」。「芸妓」の髪型は、「島田」という髪型で、毛の長さも結構長くいるため、「芸妓はカツラに」という風になったとのこと。

◯「舞妓」と「芸妓」の「帯」とは?
「舞妓」の後ろ姿をみると「帯」が長い!一方、「芸妓」の帯は短い!この「舞妓」の帯は、長く垂れ下がっており、「幼さ」を表している帯の結び方。
さらに、「舞妓」の帯の下には「家紋」が入っているが、「芸妓」になると「家紋」は入っていない。これは、今でこそ「舞妓」は中学校を卒業してからじゃないとなれないが、昔は8歳とか、小学生の低学年くらいの子の仕事だったため、「迷子札」として「置屋」の家紋が入っている。つまり、迷子になった「舞妓」が無事「置屋」に戻ってこられるように、「住所代わり」に「置屋の家紋」が帯に入れられているとのこと。

◯「舞妓」と「芸妓」の「お座敷での仕事」とは?
仕事場は、「お茶屋」と呼ばれる「舞妓」や「芸妓」を呼んで、お酒が飲めるお店。ここでは、「舞妓」が踊りを担当し、「芸妓」が三味線をひく。実は、この役割も「舞妓」と「芸妓」の差!「舞妓」は基本的に舞を舞うだけとのこと。
「舞妓」は、踊りを舞うから「舞妓」。「芸妓」は、三味線などの「芸」を披露するから「芸妓」。客前で、半人前の「舞妓」が、踊り以外を披露することはないとのこと。

◯「舞妓」と「芸妓」の「お給料」とは?
「舞妓」の「お給料」はゼロ円。「食費」などの「生活費」や「お稽古代」「衣装代」など、全て「置屋」の女将さんが払うため、「見習いの身」である「舞妓」は、「お給料」をもらっていない。代わりに「お小遣い」という形でもらっているとのこと。
「芸妓」は秘密とのことだったが、同世代の女性よりは少し多めかもとのこと。

(4)「結婚祝い」の「ご祝儀袋」にまつわる差

(写真)

専門家:井垣利英(マナー講師)

この差は…
◯「ご祝儀袋」を選ぶ時は、「水引が引っ張っても解けないモノ」がふさわしい。
◯「お札を入れる向き」は、封筒とお札の表側を合わせ、肖像画が上になるように入れる。
◯「包んだ金額」は、「封筒の表側」に「旧字体」で書く。
◯「自分の名前」は、「表書き」より小さく、控えめに書く。
◯「持っていく時」は、「ふくさ」に入れ、「右側が前」になるように包む。
「お葬式」との違いに注意が必要。

◯今回は、「結婚祝い」の「ご祝儀袋」にまつわる悩みことを解決!
「ご祝儀袋」は、他にも「お札はどのように入れたらいいのか」、「どのような包み方が正しいのか」など、悩むことがたくさんある。
そこで、今回、大人なら 知らないと恥ずかしい!「結婚祝い」を包む時の「ご祝儀袋の正しい作法」を、お店で「ご祝儀袋」を選び、お札を封筒に入れて、いくら包んだのか金額を記入、そして「ご祝儀袋」に自分の名前を書いて、「結婚式」に持って行くまでを一連の流れに沿って解説する。

◯「結婚祝い」の「ご祝儀袋」の選び方とは?
最初の「ご祝儀袋の作法」は、「ご祝儀袋」の選び方。実は、「ご祝儀袋」の中にも「結婚祝い」にふさわしくないものがある。それは、「水引」がほどけるか、どうか。「ご祝儀袋」についている「水引」。これには、「引っ張ると解けるモノ」と「引っ張っても解けないモノ」がある。結婚式の場合、何度もということはないため、「結婚祝い」を包む時は「引っ張っても解けないモノ」がふさわしい。
一方、「引っ張ると解けるモノ」は、「何度でもあっていいお祝い事」、「何度あっても嬉しい事」に使う。例えば、「出産」や「誕生日」、「入学・卒業祝い」、「長寿のお祝い」などがふさわしい。

◯「結婚祝い」の「お札の入れ方」とは?
「結婚祝い」の「お札を入れる向き」。まず「ご祝儀袋の中袋」の表裏は、折り目が出ている方が「裏側」。「お札」の表裏は、肖像画の顔が見える方が「表」。この「お札の表」と「中袋の表」を合わせないといけない。
そして、大切なポイントとしては、「お札」の顔を上に入れないといけない!お祝い事なので、気持ちが上がるので、顔も上に上げておくということが重要。ちなみに、「お葬式」の時は、顔を下にしておく。「お札を入れる向き」は、「封筒の表側」と「お札の表側」を合わせて、肖像画が上になるように入れる。
ちなみに、「結婚祝い」のご祝儀の相場は、「親族」なら3万円から10万円、「同じ職場の人」や「友人」などは3万円から5万円とのこと。

◯「結婚祝い」の封筒に書く「金額の書き方」とは?
封筒に書く「金額の書き方」。まず「袋の表側」に、「金額を書く」のが正しい書き方。そして「金額の書き方」は、「旧字体で書く」のが正しい。一生に一度しかない結婚式は、とても大切な場なので、勝手に書き換えられるような改ざんされることを防ぐという意味で「旧字体で書く」というのがふさわしい。包んだ金額は「封筒の表側」に、「旧字体」で書くこと。
また「也」は、書いても書かなくてもどちらでも良い。昔、「円」の下に「銭」とか「厘」という単位があったため、「也」と書くことによって、ここまでと示した。現在では「円」までしかないため、書く必要はない。

◯注意!お金を入れた封筒を「ご祝儀袋」に入れる際
お金を入れた封筒を「ご祝儀袋」に入れる際、気を付けなければならないのが、うしろ側の「おり方」。「結婚祝い」の場合、必ず「ご祝儀袋」の「下側」が「上」にくるように折ること!
その理由は、先ほどの「お札の入れ方」と同様に、「お祝い事」なので「気持ちが上を向いている」ということで、「上向き」に折るのがふさわしい。逆に、「下向き」に折ってしまうと、「気持ちが下を向いている」、つまり「お葬式の時の折り方」になるので気を付けて下さい。

◯「結婚祝い」の「自分の名前の書き方」とは?
続いての作法は、「自分の名前の書き方」。まず、表書きの「寿」の言葉よりも、名前は小さく書く。お祝いの気持ちの方が大事で、自分のアピールの場ではないため、小さく書いて、謙虚な気持ちを表すってことが大事。日本人の美学なので、「自分の名前」は「表書き」より小さく、控えめに書くこと。

◯「結婚祝い」の「ご祝儀袋の持って行き方」とは?
続いての作法は、「ご祝儀袋の持って行き方」。最近は、「ご祝儀袋」を、裸でカバンに入れたり、買った際のビニール袋で持っていく人が増えているが、本来やってはいけないこと!正式には「ふくさ」というものに入れる。「ふくさ」には、いろいろな種類があるが、この「ふくさ」に入れて持っていく、ということが大切。最近では、折りたたみ式の2つポケットが付いているモノもあるのでオススメしたい。ちなみに「結婚式」にも、「お葬式」にも持っていける。
この折りたたみ式の2つポケットが付いている「ふくさ」の場合、「結婚祝い」は「左のポケット」がふさわしい包み方。その理由は、「着物」と同じ。着物の正しい着方は、向かって「右側が前」になるように着る。ちなみに、亡くなった方が着る「死装束」というのは、向かって「左側が前」に来るように着る。この人が亡くなるってことは、普段とは違うことなので、逆にするということ。「ふくさ」の包み方も、着物と同じで、向かって左側が上になるような包み方をしてしまうと、お葬式の時の包み方になってしまう。そこで、結婚式に行く場合は、必ず「ふくさ」の左側に「ご祝儀袋」を入れて、包んだ時に右側が前になるようにするのが、正しい包み方になる。よって、「結婚祝い」を持って行く時は「ふくさ」に入れ、「右側が前」になるように包む。
また「風呂敷型のふくさ」の場合も、同様に、「右側が前」になるように包む。まずは「左側」を中に折り、「上側」を下に折り、「ご祝儀袋」と同様に「下側」を上にする。最後に「右側」をたたむと「右側」が前にくる 正しい形になる。逆に、「右側」、「下側」、「上側」、「左側」の順にたたむと、左側が前にくる「お葬式の時の包み方」になる。

(5)「昭和」と「平成」のプレミア硬貨の差

(写真)

◯注意:今回の「プレミア硬貨」の価値について
今回ご紹介したプレミア硬貨の金額は、「買取価格」ではなく、「販売価格」!「硬貨の状態」によって、値段が変わることがあるので、ご注意ください。


専門家:寺田実(新橋スタンプ商会 コイン鑑定士)

この差は…
◯昭和のプレミア硬貨のアップ率1位は、2,000倍の「昭和61年(後期)の10円玉」。
◯平成のプレミア硬貨のアップ率1位は、3,000倍の「平成23、24、25、29、30年の1円玉」。
発行枚数が少ないことが理由の場合が多い。

◯「プレミア硬貨」とは?
例えば、「昭和64年」に発行された「500円玉」、実は3倍の「1,500円」の価値がある!さらに「平成14年」に発行された こちらの「50円玉」は、なんと4倍の「200円」の価値がある!
普段使っているお金の中には、「他の年に比べて、発行枚数が少ない」などの理由から、金額以上の価値がある「プレミア硬貨」と呼ばれるモノがある。
そして、新元号「令和」がスタートし、およそ20年ぶりに「1万円札」「5千円札」「千円札」や「500円硬貨」のデザインが 新しくなることによって、もう造られることのない「昭和」や「平成」の「プレミア硬貨」の価値が、さらに上がると言われている!

◯あなたのお財布のなかにも「プレミア硬貨」が!?
発行枚数が少ないといってもかなりの枚数作っているので、財布の中に入っている可能性が十分考えられる。
今回は「昭和」と「平成」に発行された金額以上の価値がある「プレミア硬貨」を「価値のアップ率が高い順」にランキングにして、「昭和」と「平成」それぞれの「ベスト5」を発表!

◯昭和のプレミア硬貨ベスト5とは?
昭和の5位は、「昭和62年の500円玉」、アップ率が4倍、2,000円の価値。発行枚数が、一番多いとき6億枚作っているが、この62年は270万枚しか作ってないため。理由としては、コインが前年に大量に作られ、劣化したモノが少なかったから作らなかったとのこと。
昭和の4位は、「昭和33年の10円玉」、アップ率が10倍、100円の価値。これは、淵にギザギザがある、通称「ギザ10」と呼ばれているモノで、発行枚数が少ないため。
昭和の3位は、「昭和32年の5円玉」、アップ率が50倍、250円の価値。これは、書体が違うモノ。昭和24年〜33年まで作られていて、中でも昭和32年が極端に少ないため。
昭和の2位は、「昭和62年の50円玉」、アップ率が60倍、3,000円の価値。
昭和の1位は、「昭和61年(後期)の10円玉」、アップ率が2,000倍、20,000円の価値。昭和61年には、前期と後期の2種類があり、デザインが変わった「後期」は 極端に発行枚数が少ないため、2万円もの価値がある。「後期」の見分け方は、平等院の描いてある裏側、「階段の脇に線」があり、縦の線が上下に離れているのが「前期」、縦の線と横の線が一体化して十字のようにみえるのが「後期」。

◯平成のプレミア硬貨ベスト5とは?
平成の5位は、「平成13年の100円玉」、アップ率が7倍、700円の価値。
平成の4位は、「平成21年の5円玉」、アップ率が40倍、200円の価値。
平成の3位は、「平成22、23、24、25年の50円玉」、アップ率が60倍、3,000円の価値。
平成の2位は、「平成22、23、24、25年の5円玉」、アップ率が600倍、3,000円の価値。
平成の1位は、「平成23、24、25、29、30年の1円玉」、アップ率が3,000倍、3,000円の価値。これは、平成23年になり、Suicaを始めとする電子マネーが普及し始める。そうなると、世の中どんどんキャッシュレス化になり、1円、5円は使わない、需要がなくなり、結果として発行を極端に抑えるので、希少性が高まる。

(6)「自分に似合う帽子」と「自分に似合わない帽子」の差

(写真)

専門家:岡田実子(日本顔タイプ診断協会 理事長)

この差は…
◯「顔の長さ」と「つばの長さ」をそろえる
◯「目の印象」と「帽子の印象」をそろえる か どうか
人の顔は、「4つのタイプ」に分けることができる

◯気温が高くなる時期の必需品「帽子」
5月に入り、日差しが強くなり、一気に 気温が高くなってくる時期、外出する時に かかせないのが「帽子」!気温30℃の中、帽子をかぶった時と、かぶらない時では、頭の表面温度が たった5分で、およそ10℃も違ってくる!でも、「自分にどのような帽子が似合うのか」が分からないという人も多いのでは!

◯「自分に似合う帽子」を決めるポイントは2つ!
「自分に似合う帽子」を決めるポイントは、大きく分けると2つある。この「2つのポイント」さえ 押さえれば、誰でも似合う帽子は必ず見つかる!
まずは、「顔の長さ」!一般的に人の顔の形は、「丸顔」、「卵型」、「面長」、「ベース型」、「面長のベース型」という5つのタイプがあるが、実は、大きく2つのタイプに分けることができる。それは、顔のタテの長さが「短い」か「長い」か。「卵型」、「面長」、「縦長のベース型」の人は、「顔のタテの長さ」が「横の長さ」よりも長いので、顔のタイプが「長い」タイプになる。一方、「丸顔」や「ベース型」の人は、「顔のタテの長さ」が「横の長さ」よりも短いか、同じくらいなので、顔の長さが「短い」タイプになる。
次に、「目の印象」!「目の印象」は、目が丸くて「柔らかい印象の目」と、切れ長で「キリッとした印象の目」と2つに分けることができる。
まとめると、1つ目のポイント「顔の長さ」から、「顔が長い人」と「顔が短い人」に分かれる。そして、2つ目のポイント「目の印象」から、「やわらかい印象の目の人」と「キリッとした印象の目の人」に分かれる。このように、人の顔は「4つのタイプ」に分けることができる。

◯なぜ「顔の長さ」がポイントなのか?
似合う帽子を選ぶための1つ目のポイントとして「顔の長さ」をあげたのは、「顔の長さ」によって、「帽子のつばの長さ」が決まってくるから。「顔の長さ」は「つばの長さ」と関係しており、実は、「顔が長い人」は「つばが長い帽子」、「顔が短い人」は「つばが短い帽子」が似合う!
「顔が長い人」は、「顔の長さ」に対して「つばが短い」と、「顔の長さ」が目立ってしまって、非常に「顔が大きく」見えてしまう。「つばが長く」なると、「顔の長さ」が目立たなくなって、似合って見える。
一方、「顔が短い人」は、「短い物」をかぶると、「顔の短さ」と「つばの短さ」のバランスが良くて、とても素敵に見える。逆に、「顔が短い人」が「長い帽子」をかぶると、帽子がポンっとのって乗っけられている感じになっていて、バランスがちょっと悪くなり、違和感がでてくる。

◯なぜ「目の印象」がポイントなのか?
似合う帽子を選ぶための2つ目のポイントとして「目の印象」をあげたのは、「目の印象」によって、「帽子の印象」、つまりどんな「印象の帽子」が似合うかが決まるから。
「柔らかい目の印象の人」は、「つばの部分が丸くカールしていたり」、「トップの部分が丸かったり」、「つばの部分が波打っていたり」というようなモノが、「柔らかい目」の方には非常に似合う。
一方「キリとした目の印象の目」の人は、「つばの部分がまっすぐ」もしくは「トップの部分がまっすぐ」、「直線的な部分がある」ことで、「シャープな印象」の「キリっとした印象の帽子」が似合う。上から見ると「丸」の帽子でも、横から見てみると、「つばがまっすぐ」で、「上もまっすぐ」であれば、「キリっとした目」の方が似合ってくる。
つまり、「目の印象」は「帽子の印象」と関係しており、実は「柔らかい印象の目の人」は「柔らかい印象の帽子」、「キリッとした印象の目人」は「キリッとした印象の帽子」が似合う。

◯まとめ 「似合う帽子を選ぶための法則」
自分に似合う帽子を選ぶためには、たった2つの法則を覚えておくだけ!1つ目は「顔の長さ」と「つばの長さ」をそろえる。2つ目は「目の印象」と「帽子の印象」をそろえる。

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