この差って何ですか?

毎週火曜よる7時

過去の放送内容

2018年10月2日

(1)「葉っぱが切られている大根」と「葉っぱが付いたままのカブ」の差

(写真)

専門家:遠藤忍(大根農家)、渋谷ヒロアキ(カブ農家)

この差は…
大根は、葉っぱがあると、①段ボールのコストがかかる、②洗う時間がかかる、③水分や養分が吸い取られてしまうため
カブは、葉っぱがあると、①栄養価が高い、②店頭等で転がらないため
「カブ」は、「大根」と同様に白い根の部分から葉っぱに養分が逃げてしまう


〇なぜ「大根」は葉っぱを切っている?
理由はいくつかある。まず、葉っぱが付いたままの大根は70〜80cmあり、大きな段ボールを用意しなければならなく余計なコストがかかる。そのため多くの農家では、大根収穫機で収穫する際に、葉っぱを同時に切っている。
また、大根洗浄機で洗う際に、葉っぱが付いていない「大根」は約5秒で出てくるが、葉っぱが付いたままだと倍の10秒以上かかり、さらに葉っぱが絡まって機械が壊れることもある。
そして、1番の理由は、畑から「大根」を抜いても「大根」は生きているため、葉っぱが成長しようとして白い根の部分から水分や養分をどんどん吸ってしまうこと。そのため、成長を止めるために葉っぱを切ってから出荷している。葉っぱがついていると冷蔵庫で1週間程度しか持たないが、葉っぱを切ると2週間は持つ。

〇なぜカブは葉っぱを付けたまま売っている?
「カブ」も「大根」と同様に白い根の部分から葉っぱに養分が逃げてしまう。それでも「カブ」には葉っぱを付けておきたい理由が2つある。
まず1つ目の理由が、「カブ」の葉っぱは栄養価が高く、味にクセがなくなくてとても食べやすいこと。葉物野菜の王様ホウレンソウと比較しても、「ビタミンC」は約2倍、「カルシウム」は5倍以上多く含まれる。漬物屋さんなどで、葉っぱだけを購入する業者さんもいる。「大根」の葉っぱも栄養価は高いが、「大根」の葉や茎の表面には小さなトゲがあり、大根特有の辛味が葉にもが含まれているのでクセがある。
もう1つの理由は、葉っぱを切ってしまうとスーパーや八百屋で並んだ時にコロコロと転がってしまうため。転がってしまうと玉自体に傷がついて商品にはならないため葉っぱを付けて出荷している。また、葉っぱがあることでいくつかの「カブ」を束ねて、まとめて売ることができる。

(2)「次郎」と「二郎」の差

(写真)

専門家:髙信幸男(名字・名前研究家)

この差は…
「2番目に生まれた男の子」か「12番目に生まれた男の子」か どうか
「次郎」は「2番目に生まれた男の子」。
「二郎」は「12番目に生まれた男の子」。

〇なぜ男の子の生まれた順番で付けられた名前ができたのか?
このような名前を付けたのは平安時代後期の武士たち。当時、武士の子どもは成人するまで「正式な名前」を付けてもらえなかった。その代わりに通称として、武家では子どもが生まれた順番に「三郎」「四郎」「五郎」と付けた。例えば、「源家」では、頼朝は3番目に生まれた男の子だったので「正式な名前」が付けられるまでは「三郎」、義経は9番目に生まれた男の子だったので「九郎」という通称が付けられていた。また、織田信長は3番目に生まれた男の子だったので「三郎」という通称だった。
当時は子どもの数が多かったので、どの子どもがその家の跡継ぎか、家族以外の人にも分かるように生まれた順番に通称を付けた。

〇「2番目に生まれた男の子」に付けられた通称は、「次郎」「二郎」どっち?!
「2番目に生まれた男の子」に付けられた通称は、「次郎」。
家を継ぐ可能性の高い最初に生まれた男の子には、「丈夫に育つ」という意味のある「太」という漢字を使い、「太郎」と付けた。そして、「2番目に生まれた男の子」は、太郎の「次」の跡継ぎということで、「次郎」と付けた。

〇「二郎」はどのような男の子に付けられた?
「二郎」は「12番目に生まれた男の子」に付けられた通称。
当時の武士は切腹する際「十」時に腹を切ったことから、「十」は縁起が悪いとされ、どうしても省きたいと考え、「十二郎」ではなく「二郎」とした。同じ理由で、11番目に生まれた男の子も、「十一郎」ではなく「一郎」と付けられた。

〇「2番目に生まれた男の子」に「二郎」と付けるようになったのは?
江戸時代中期になると子どもの数が減り、そもそも「二」には2番目という意味があるため、2番目に生まれた男の子にも「二郎」と付けられるようになっていった。また、江戸時代中期からは、最初に生まれた男の子に「一郎」と付けるようになった。

〇「13番目に生まれた男の子」にどんな通称を付けた?
「十三郎」は「十」を省くと「三郎」となり、3番目に生まれた子どもと同じ通称になってしまう。そこで付けられたのが、「又三郎」や「与三郎」という通称。「又」は「再び」という意味があり、「与」は「さらに加える」という意味がある。そのため、「再び生まれた三郎」ということで付けられた。

〇「三四郎」は何番目に生まれた男の子?
「三四郎」は、7番目に生まれた男の子に付けられた。当時「七」の字は、切腹した「十」時から内臓が飛び出したように見えることから、縁起が悪いとされていた。そこで、「7=3+4」ということで縁起を担ぐ人は「三四郎」と付けた。

(3)「ウォーキング」の歩数による健康効果の差

(写真)

専門家:富田益臣(下北沢病院)

この差は…
1日5000歩以上歩くと、「認知症」の予防効果が期待できる
1日7000歩以上歩くと、「骨粗しょう症」の予防効果が期待できる
1日8000歩以上歩くと、「高血圧」の予防効果が期待できる
1日4000歩以上外でと、「うつ病」の予防効果が期待できる
「認知症」予防には、「街中を歩く」のが良い。
「骨粗しょう症」予防には、「夕方に歩く」のが良い。
「高血圧予防」には、「タオルを首に巻いて歩く」のが良い。
「うつ病」予防には、「外で早歩きで歩く」のが良い。

〇ウォーキングに関する研究
2017年東京都健康長寿医療センターが発表した研究結果が注目された。それは、群馬県中之条町で高齢者5000人を対象に15年以上にわたり行った調査で、歩くことによって「認知症」「骨粗しょう症」「高血圧」「うつ病」などの予防が期待できることがわかった。また、1日に何歩歩くことによって、これらの病気の予防が期待できるのか、具体的な歩数もわかった。
病気の予防効果を得るためにはたくさんの歩数を歩かなければいけないと思っている方も多いが、普段の生活の中で実は結構多くの歩数を歩いている。実際に3人の主婦に歩数計をつけてもらい、普段の家の中での生活でどれくらい歩いているか測定したところ、1人目は4082歩、2人目は3923歩、3人目は4117歩と、みなさんおよそ4000歩歩いていた。日常生活で歩くことに加えて少しでも多く歩くことによって、予防できる病気がどんどん増える。
歩数計を持っていなくても、最近はほとんどのスマートフォンで歩数を測ることができる。アイフォンでは「ヘルスケア」という機能で測ることができる。

〇「認知症」の予防が期待できる歩数は?
「認知症」の予防が期待できる歩数は「5000歩」。家の中での生活に加え「1000歩」、約10分間のウォーキングを加えると「認知症」の予防が期待できる歩数になる。
群馬県中之条町の調査では、1日の平均歩数が5000歩以下の人に比べて、5000歩以上の人は、「認知症」の発症率が7分の1だった。

〇1日5000歩以上歩いている人と歩いていない人で「認知力」に差はある?
30個のカラフルな文字が並んだ認知力テストを行った。「色」の行は漢字に惑わされずに「文字の色」を答え、「読み方」の行は色に惑わされずに「漢字の読み」を答える。このルールに従って答えていき、30個の文字を間違えずに合計何秒で答えられたかによって自分の認知力年齢が何歳か分かる。
1日5000歩以上歩いていない人の認知力年齢は、4人中1人が実年齢より上で、他の3人は年相応だった。一方、1日5000歩以上歩いている人の認知力年齢は、4人中3人が実年齢より若かった。

〇なぜ5000歩以上歩くと「認知症」の予防に効果的なのか?
認知症の原因のひとつは、運動不足などにより血管が細くなり、全身の血流が悪くなることで脳に充分な血液が送られず、脳細胞が損傷してしまうこと。しかし、1日5000歩以上歩くと常に全身の血流が良い状態と言え、血管が広がり、血液がスムーズに流れるようになるため、脳に充分な血液が送り届けられるので「認知症」予防に効果的。

〇どれくらいの速さで歩くのがいい?
早歩きがおすすめ。だいたい時速6kmくらいが良いとされている。坂本九さんの「上を向いて歩こう」のリズムで歩くと、ちょうど良い速さになる。

〇「認知症」の予防により効果的な場所は、「街中を歩く」「緑道を歩く」どっち!?
「認知症」の予防には「街中を歩く」方が良い。「街中を歩く」と、「信号だ!」「新しいお店ができた!」など、様々なたくさんの情報が目に入ってくる。情報量が多い場所を歩くと自然と考える機会も増えるので、脳細胞が活性化され、「認知症」の予防に非常に効果的。
毎回歩くコースを変えるのもより効果的な歩き方。いつもと違う道を通ることで、「どうやって帰ろうか?」「こっちの道には何があるか?」など、考えながら歩くことが「認知症」の予防に効果的になる。

〇「骨粗しょう症」の予防が期待できる歩数は?
「骨粗しょう症」の予防が期待できる歩数は「7000歩」。家の中での生活に加え「3000歩」、約30分間のウォーキングを加えると「骨粗しょう症」の予防が期待できる歩数になる。
群馬県中之条町の調査では、1日の平均歩数が7000歩以下の人に比べて、7000歩以上の人は、「骨粗しょう症」の発症率が6分の1だった。

〇1日7000歩以上歩いている人と歩いていない人で「骨密度」に差はある?
骨密度測定器で測ってみた。骨密度は100%を基準として、100%より高ければ「骨は丈夫」、100%より低ければ「骨はもろい」と診断される。
1日7000歩以上歩いていない人の骨密度は、全員100%より低かった。一方、1日7000歩以上歩いている人の骨密度は、全員100%より高かった。

〇なぜ7000歩以上歩くと「骨粗しょう症」の予防に効果的なのか?
骨は歩いて刺激が加わることにより、どんどん丈夫になるから。骨は毎日古くなった部分が壊れて、その壊れた部分に「カルシウム」がくっつくことで強い骨へと新しく変わっていく。この時「カルシウム」を骨にくっつける働きをしているのが「骨芽細胞」という物質だが、この「骨芽細胞」はウォーキングをして骨に適度な刺激が加わることで、はじめて十分な量が分泌される。つまり、運動をしないと「骨芽細胞」が分泌されないので「カルシウム」がくっつきにくく、「骨粗しょう症」のリスクが高まる。一方、歩くほど「骨芽細胞」は増えるので、群馬県中之条町の調査では2年以上1日に7000歩以上歩いている人の中には「骨粗しょう症」の人はほとんどいなかった。

〇「骨粗しょう症」の予防により効果的なのは、「早朝に歩く」「夕方に歩く」どっち!?
「骨粗しょう症」の予防には「夕方に歩く」のが良い。「骨」は夜、睡眠中に形成される。また「骨芽細胞」は運動した後に活発になるため、夕方にウォーキングをした方が「骨粗しょう症」の予防に効果的。
また、大股で歩くと良い。大股で歩いた方が足の裏に与える衝撃も強くなるため、「骨芽細胞」がより分泌され、「骨粗しょう症」の予防に効果的。

〇「高血圧」の予防が期待できる歩数は?
「高血圧」の予防が期待できる歩数は「8000歩」。家の中での生活に加え「4000歩」、約40分間のウォーキングを加えると「骨粗しょう症」の予防が期待できる歩数になる。
群馬県中之条町の調査では、1日の平均歩数が8000歩以下の人に比べて、8000歩以上の人は、「高血圧」の発症率が6分の1だった。

〇なぜ8000歩以上歩くと「高血圧」の予防に効果的なのか?
「高血圧」とは、運動不足などが原因で血流が悪くなり、指先の毛細血管にまで血液が流れなくなることで、そこに血液を送ろうとして心臓に負担がかかっている状態のこと。しかし、1日8000歩以上歩くことで全身の血流が良くなるので、血管の中でも特に血液が送られにくい末梢の毛細血管にまで血液が流れ、心臓の負担が抑えられて「高血圧」の予防に効果的。

〇1日8000歩以上歩いている人と歩いていない人で「毛細血管」に差はある?
1日8000歩以上歩いていない人の毛細血管を見てみると、指先の毛細血管まで血液が流れていなかった。一方、1日8000歩以上歩いている人の毛細血管は、しっかりと血液が流れているため、1本1本がはっきりと見えた。

〇「高血圧」の予防により効果的なのは、「タオルを首に巻いて歩く」「リストバンドを付けて歩く」どっち!?
「高血圧」の予防には「タオルを首に巻いて歩く」のが良い。首には体温を調整する役割がある。そのため、ウォーキング中に汗や寒さで首が急激に冷えると体温が下がってしまい、全身の血管が収縮して血圧が上昇してしまう。「首にタオルを巻いて歩く」とウォーキング中や休憩中に体温が下がらないので、「高血圧」の予防に効果的。

〇「うつ病」の予防が期待できる歩数は?
「うつ病」の予防が期待できる歩数は「4000歩」。群馬県中之条町の調査では、1日の平均歩数が4000歩以下の人に比べて、4000歩以上の人は、「うつ病」の発症率が3分の1だった。
日常生活の中で「4000歩」くらい歩いている方も多いが、ただ歩くだけで「うつ病」の予防ができるわけではない。大事なのは、外に出る事。太陽に当たることで、脳内で心のバランスを保つ「セロトニン」という物質が分泌されるため、「うつ病」の予防に効果がある。

〇「うつ病」の予防により効果的な歩き方は、「ゆっくり歩く」「早歩きで歩く」どっち!?
「うつ病」の予防には「早歩きで歩く」のが良い。歩くことによって、筋肉の中で「BDNF」という物質がつくられていく。この「BDNF」は脳に運ばれて、「セロトニン」の働きを助けると言われている。「BDNF」は筋肉に負担がかかればかかるほどたくさん分泌されるので、「早歩きで歩く」ことでより筋肉に負担をかけ「うつ病」の予防に効果的になる。「筋トレ」も有効。習慣として続けやすいことが大切。

〇8000歩以上歩いたらさらに様々な病気の予防効果が得られるのか?
8000歩以上歩いても病気の予防効果はあまり変わらないと言われている。8000歩を歩くことがひとつの目標で、続けることが大事。

(4)年金だけで大満足な暮らしができる!「セカンドライフ」の差

(写真)

専門家:染野正道(スマートコミュニティ 代表取締役)

この差は…
さまざまなサービスのある「シニア向けマンション」か 物価が安く気候が良い「マレーシア移住」か どうか
「シニア向けマンション」での1か月の生活費は199,000円。
「マレーシア移住」での1か月の生活費は188,500円。

〇年金はいくらもらえる?
厚生労働省の発表によると、夫が40年間一般的な企業でサラリーマンとして働き、妻が専業主婦だった場合、65歳から1か月にもらえる年金は夫婦合わせて約23万円。しかし、この年金受給額は10年前から徐々に減り続けており、さらにこの先も減るのではないかと言われている。
しかし、夫婦で合わせて月20万円以下でも大満足な暮らしをしている人たちがいる!

〇注目の「セカンドライフ」
注目のセカンドライフ1つ目は、「シニア向けマンション」。現在、全国で約7500棟、約22万人もの人が入居している「シニア向けマンション」は、食堂や医療施設、娯楽施設などが揃った分譲マンション。退職金や持ち家を売ったお金で「シニア向けマンション」を購入し、年金で生活費を支払う方が多い。
2つ目の注目の「セカンドライフ」は「海外移住」。定年後に海外に移住される方が増えていて、60歳以上の海外移住者は年間約18万人。移住先は、12年連続で「マレーシア」が人気第1位。

〇「シニア向けマンション」での「セカンドライフ」
今回ご紹介するのは、千葉県にある「スマートコミュニティ稲毛」。約3万坪の広大な敷地に7棟のマンションが建ち並び、約700人が暮らしている。50歳から入居することができる。

〇「シニア向けマンション」での「住居」
見せて頂いた杉山さんご夫妻の住居は、15畳のリビング、9畳のベッドルーム、キッチン、お風呂、トイレがあり、広さは約70㎡。以前の自宅は一戸建で、リビングが2階にあったため、年をとると階段の上り下りが大変ではないかと息子さんにも心配されたそう。この「シニア向けマンション」では、高齢者が安全に暮らすための工夫が色々。まずキッチンはIHコンロ、床は転倒防止のために段差のないバリアフリー、さらに玄関やお風呂など部屋の至る所に手すりがある。
特に杉山さんがありがたいと思っているサービスは、10分500円で頼める「家事代行サービス」。掃除や家具の移動、電球の交換など高齢者には辛い家事を代行してくれる。


〇「シニア向けマンション」での「昼間の過ごし方」
杉山さんご夫婦は、住居と同じ敷地内にある「クラブハウス」でそばうちサークルの活動を楽しんでいた。「スマートコミュニティ稲毛」には、テニス、社交ダンス、麻雀など80種類ものサークルがあり、入居者はいくつでもサークルに参加することができる。これらのサークル活動にかかる費用は「施設利用費」として毎月支払っている。

〇「シニア向けマンション」での「食事」
「スマートコミュニティ稲毛」には、入居者が自由に利用できる「食堂」があり、和食レストラン、洋食レストラン、海鮮レストラン、焼肉やすき焼きが食べられるレストランの4つが入っている。これら4つのレストランで出される15種類のメニューはすべて管理栄養士が監修しており、入居者の朝はプレート定食、夜は4つのレストランから好きなメニューを選べる。1日2食、1400円で食べることができ、毎月「食費」として支払っている。

〇「シニア向けマンション」でのその他のサービス
「スマートコミュニティ稲毛」には看護師が常駐の「保健室」があり、入居者の体調不良などに対応してくれる。また、通院が必要な方のために、車で5分の総合病院への送迎サービスも付いている。

〇「シニア向けマンション」での生活にかかる費用は?
「スマートコミュニティ稲毛」のマンションの購入費は1LDK約70㎡でおよそ3000万円。1Kタイプの部屋だと約1100万円から購入することができる。
毎月支払っている、食費、施設利用費、光熱費、雑費などを含んだご夫婦2人の1か月の生活費合計は、199,000円。1か月20万円以下で大満足な暮らしができる!

〇「マレーシア移住」での「セカンドライフ」
8年前にマレーシアの首都クアラルンプールに移住した小澤さんご夫婦の生活をご紹介。小澤さんがマレーシアに移住を決めた理由は、物価が安いことと、1年中過ごしやすい気候であること。マレーシアの気温は年間を通して常に27℃前後。寒暖差がほとんどないため体に負担がかからないのも人気の理由。

〇「マレーシア移住」での「住居」
クアラルンプールの高級住宅地にある小澤さんの住むマンション入り口には、ガードマンが24時間体制で警備、敷地内には巨大なプールがある。このマンションの最上階、10階にあるメゾネットタイプの自宅には、天井の高い約25畳のリビング、ご夫婦それぞれの寝室、キッチン、バス・トイレ、上階にはオーディオルーム、来客用寝室、書斎にさらにメイド部屋の付いた5LDK+M。マレーシアではメイドさんを雇うのが一般的なため、メイドさんが休憩するための部屋がある。家具付きのマンションが多いのも海外移住者には嬉しいポイント。
小澤さんのマンションは賃貸。その家賃は1か月6万円と日本に比べるととても安い。

〇「マレーシアの海外移住」での「昼間の過ごし方」
小澤さんのご夫婦が頻繁に通っているのが、ゴルフ場。日本では1ラウンド1万円以上かかるが、マレーシアでは約3000円と3分の1の値段でプレーすることができる。また、マレーシアでは65歳以上の人は観光施設や交通機関が50%割引になる。
ご夫婦の1番の楽しみは、日本に住むお孫さんとのテレビ電話。マレーシアと日本の時差はわずか1時間なので、いつでも電話ができる。

〇「マレーシアの海外移住」での「食事」
日本人会のみなさんとレストランで食事をすることも。日本人会のサポートはとても強く、日本人の友達を作ることができる。
料理の値段が安いのもマレーシアの魅力。この日食事をした中華料理店では、色々注文しても1人500円。また、マレーシアには世界有数の屋台街があり、さらに安く美味しい食事ができる。ナシゴレン、焼き鳥を食べてミルクティーを飲んでも全部で約300円。
マレーシアには、イオン、伊勢丹、ダイソーなどさまざまな日本の企業が進出していて、日本の食材が簡単に手に入るので、日本食が恋しくなっても大丈夫。

〇「マレーシアの海外移住」での「医療」
マレーシアには日本人の看護師さんのいる病院もあって安心。また、マレーシアでかかった医療費は日本の国民健康保険が適用されるので、風邪だったら1000〜1500円で受診できる。

〇「マレーシアの海外移住」での生活にかかる費用は?
毎月支払っている、家賃、食費、光熱費、雑費を含んだご夫婦2人の1か月の生活費合計は、188,500円。こちらも1か月20万円以下で大満足な暮らしができる!

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