この差って何ですか?

毎週火曜よる7時

過去の放送内容

2016年6月12日

(1)「東京のスーパー」と「静岡県富士市のスーパー」の差

(写真)

この差は…静岡県では、カツオの珍しい商品が売られている
静岡県はカツオの漁獲量が日本一のため、カツオの珍しい商品が売られている。
カツオの「へそ(心臓の部分、でべそに見えるため名付けられた)」、「なまりぶし(かつお節を半生状態にしたもの)」、カツオ風味で麺が少なめの「朝ラーメン」などが売られている。
静岡県はウナギの消費量が日本一で、ウナギが生で売られている。家庭で蒲焼を作って食べられている。お刺身でも食べるが、ウナギの血には毒があるため、専門店で調理されたものが食べられている。

(2)「一般の家庭でつくる しらす料理」と「日本一の産地で作るしらす料理」の差

(写真)

▼しらすトースト
【材料】(2枚分)
・マーガリン…小さじ2
・ガーリックパウダー…小さじ1/2
↑↑これを混ぜておく
・キャベツ…100g
・トマト…1/2個
・ピザ用チーズ…60g
・万能ねぎ…1本
・釜揚げしらす…60g
・玉子…2個

【作り方】
1、春キャベツの葉をこのまま軽く水洗いし、千切りにする。
2、食パンの上にガーリックマーガリンを塗る。
3、千切りのキャベツをのせ土手を作っていく。
4、その上に「しらす」「ネギ」「刻んだチーズ」「スライストマト」をのせ、最後に卵をのせる。
5、あとは、軽く塩コショウを掛けてトースターで3分程焼けば完成。


▼しらす餃子
【材料】(20個分)
・ニラ…100g
・葉ショウガ…50g(可食部のみ)
・醤油…小さじ2
・塩…少々
・片栗粉…大さじ2
・餃子の皮…20枚
・釜揚げしらす…100g
・サラダ油…適宜・ごま油…適宜

【作り方】
1、葉ショウガとニラも一緒に刻む。
2、(1)、をボウルに移し、「塩」「コショウ」「しょう油」「片栗粉」を入れ、練り合わせていく。
3、餃子の皮の上に先程の具材をのせ、釜揚げしらすをタップリのせる。
4、フライパンで焼いていく。ごま油を少し入れて焼くと、香ばしくなる。
5、火が通ったら完成。


▼しらす親子丼
【材料】(2人分)
・いわし…8〜10尾
・生しらす…200g
・釜揚げしらす…100g
・ごはん…400g
・刻みのり…適宜
・すりおろししょうが…1片分
・醤油…適宜

【作り方】
1、イワシをおろす
包丁の背でウロコを取る。次にエラの辺りから、斜めに包丁を入れ頭を切り落とす。そして腹に切れ目を入れ、内臓を取り除く。続いて、腹の部分を水で丁寧に洗い、指で開いていく。次に中骨を引きながら、骨を外していく。これで開きの出来上がり。
2、ワシの開きを刺身にしていく
開いたイワシは、キッチンペーパーなどで水分をしっかり取っていく。そして、ひっくり返し尾を切り落とす。次に頭の方から、皮を引っ張りながら剥がす。イワシのおろしが終わったら、少し大きめに切っていく。
3、しらす親子丼の盛りつけ
丼に、ご飯をよそう。その上に、刻んだ板ノリを散らしていく。そして、先程おろしたイワシの刺身をのせる。続いて、この上に獲れたての「生しらす」をのせていく。
釜揚げしらすもたっぷり山になる様に盛りつける。


▼しらすと桜えびの天ぷら
【材料】
・生桜えび…50g
・釜揚げしらす…100g
・小麦粉…45g
・コーンスターチ…8g
・ピーナッツ粉…30g
・バターピーナッツ
・万能ねぎ(小口切り)
・抹茶塩

【作り方】
1、小麦粉・水・卵・コンスターチを混ぜ、衣を作る。
2、衣にピーナッツ粉を入れる
3、別のボウルに釜揚げ「しらす」と「桜エビ」を3:1の割合でボウルに入れ、軽く混ぜる。
4、「しらす」と「桜エビ」に衣を付ける。その時、衣は少なめにする
5、衣を付けた具材を、穴あきオタマですくい約170℃の油でさっと揚げる。
6、途中、2〜3回裏返し衣がサクッとなれば完成
7、最後に万能ネギを散らし完成。
8、抹茶塩や昆布出汁のつゆで頂く!!

(3)虫歯に「なりやすい人」と「なりにくい人」の差

(写真)

専門家:宮崎真至(日本大学歯学部 教授)

この差は…
(1)3歳までに家族から虫歯菌がうつったか どうか
(2)よく噛んで食事をしているか どうか
(1)虫歯の原因となるのは、「ミュータンス菌」という虫歯菌です。
「ミュータンス菌」は口の中に残った食べカスを食べて、酸を出します。酸が歯を溶かして、虫歯になります。
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいないのですが、赤ちゃんの口の中に「ミュータンス菌」が存在するようになる感染経路は、家族です。
キスをしたり、同じ箸やスプーンなどを使って、フーフーしながら食事をあげたりすることが大きな感染原因です。
3歳までの間に、口の中に住み着く、細菌の種類が決まります。
3歳を迎え、口の中に住み着く細菌の種類が決定すると、新たな細菌は入ってきても
既にいる細菌に押し出されます。
つまり、3歳までに「ミュータンス菌」が口の中に混入しなかった人は虫歯になることが、ほとんどありません。

(2)よく噛むと唾液が多く分泌されます。
唾液には抗菌作用があり、虫歯の原因となる「ミュータンス菌」を抗菌して洗い流してくれます。
よく噛んで食事し、唾液が多く分泌される人は、虫歯になりにくいです。
口を閉じた状態で、唾液腺(頬骨下で耳寄りのところ)をマッサージすると唾液の分泌を促すことができます。

(4)「猫のヒゲ」と「犬のヒゲ」の差

(写真)

専門家:遠藤秀紀(東京大学 教授)

この差は…ヒゲが神経とつながっているか どうか
「猫のヒゲ」はしっかり神経と繋がっていて、「犬のヒゲ」は神経と繋がっていません。

猫のヒゲはセンサーの役割をしています。
知覚神経につながっているヒゲは敏感で、周りの物や状況を感知し、「空間認識」をしています。
ちなみに、顔以外に、前足の親指の肉球の上にも、数本ヒゲがあり、顔のヒゲと同様に神経と繋がっているため、センサーの役割をしています。
猫は狭いところを通ると、顔がぶつかる瞬間にピタッととまります。
顔ではなく、ヒゲで道幅を確認しているためです。
これが、猫のヒゲが「空間認識」している証拠です。
頭を上下にうごかして、ヒゲ先をしっかり障害物にふれさせて、大きさを確認します。
猫のヒゲは、幅だけでなく「高さ」や「形」なども感知していることが分かります。

犬は、ヒゲを使わないので、身体が通らない幅の通路にも入ろうとします。

猫にとって、ヒゲは必要不可欠なものですので、「切ったり」「折ったり」するのは、止めてください。自然に抜けるのは大丈夫です。通常は半年ほどで生え変わります。

(5)昼食後に「眠くなる時」と「眠くならない時」の差

(写真)

専門家:今野裕之(ブレインケアクリニック 院長)

この差は…炭水化物をとったか、とらないか どうか
食事をすると、糖が血液中に取り込まれます。その糖を分解するため、インスリンというホルモンが分泌されます。
炭水化物をとると血液中に糖が大量に溶け込みます。よって、大量のインスリンが分泌され、必要以上に糖を分解してしまうため、逆に糖が不足してしまい、脳の働きが鈍くなって眠たくなるのです。
炭水化物の前にサラダなどの野菜を先に食べると、野菜に含まれる食物繊維が血液中の糖の濃度である血糖値の上昇を穏やかにするので、急激に血糖値が上がらないため、眠くなるのを防ぐ効果があります。

(6)緑内障に「なりやすい人」と「なりにくい人」の差

(写真)

専門家:富田剛司(東邦大学医療センター 眼科医)

この差は…近視か 近視でないか どうか
緑内障は緑内障患者の、およそ6割の方が近視です。
普通の人の眼球は丸いのに対し、近視の人の眼球は前後に長く楕円形をしているのが特徴です。
眼球が楕円に変形すると、視神経の周りが引っ張られたり、たわんだりして、ストレスがかかります。これにより、視神経に障害が起き、緑内障になりやすくなるのです。
緑内障は、ある程度、病気が進行しないと自覚症状が出づらく、わかりにくいです。
そのため、日常生活で視野に不安を感じている(眼の見え方に異常を感じた)方は、一度、眼科で診察を受けることをオススメします。

(7)「食べるヨーグルト」と「飲むヨーグルト」の差

(写真)

この差は…作り方の違いにあります
原材料は同じなので、栄養価や乳酸菌の量などは、変わりません。
「培養」という工程から「食べるヨーグルト」と「飲むヨーグルト」の作り方が分かれます。
培養とは、ヨーグルトの素に乳酸菌を入れて、どんどん増やしていく工程です。

「食べるヨーグルト」
1.培養後の乳酸菌をいれた液体を容器に充填し、すぐにフタを閉じる。
2.高温の醗酵室で数時間置くことで中身が固まる。

「飲むヨーグルト」
1.培養したタンクの中でそのまま固める。
2.固まったヨーグルトを細かく砕く。
3.液体状になったヨーグルトを容器に充填。

飲むヨーグルトを作る工程で、固まったヨーグルトをとても細かく砕くので、後から再び固まるということはありません。

(8)「ふりかけ」と「おにぎりの素」の差

(写真)

専門家:金澤勇(丸美屋食品工業株式会社 係長)

この差は…ごはんの水分で具材がもどるか もどらないか どうか
「ふりかけ」…ごはんの水分では具材はもどらない。
「おにぎりの素」…ごはんの水分で具材が乾燥前の状態にもどる。

「ふりかけ」は、ご飯にふりかけた時が一番美味しい状態で、サクサクとした食感を楽しめる。
「おにぎりの素」は、すぐに食べないことを想定して、時間をかけて(30分以上)もどすことで、より美味しく食べられるように作られている
「ふりかけ」より「おにぎりの素」をそれぞれ使っておにぎりを作り、時間をおいたものを食べ比べてみると「ふりかけ」で作ったおにぎりは、味が薄く感じます。
「ふりかけ」より「おにぎりの素」の方が、味が濃く作られています。
水分で味がぼやけないように、ふりかけより具材が大きく味が濃句造られている。

(9)「IHで使える鍋」と「IHで使えない鍋」の差

(写真)

この差は…磁石がくっつく鍋かくっつかない鍋か

「IHで使える鍋」は、鉄やステンレスなどで作られており、磁石にくっつく。
一方、「IHで使えない鍋」は、アルミや銅などの素材で作られており、磁石にくっつかない。

ではなぜ磁石にくっつくかくっつかないかで差が出来るのかというと…それはIH調理器の構造に秘密があるのです。
IH調理器の内部には磁力発生コイルがはいっており、電源を入れることで磁力が発生します。そこにIH対応の鍋を置くと鍋底に電流が流れるのですが、このとき、鍋の中の「磁石にくっつく素材」が抵抗になり、その抵抗によって、鍋底自体に熱が発生するという仕組みなのです。

ちなみに、最近ではIH対応・非対応に関わらず、金属であれば何でも使用できるという、オールメタル対応のIH調理器も販売されています。
これはIH調理器の周波数を上げる事によって表皮効果で鍋の電気抵抗が上がり加熱できるということです。

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