この差って何ですか?

毎週火曜よる7時

過去の放送内容

2016年1月24日

(1)ペタンコになったダウンジャケットをフワフワに戻すプロ技

(写真)

専門家:古塩将人(宅配クリーニング リネット)

この差は…テニスボールと一緒に乾燥機にかける
ジャケットを裏返しにし、洗濯機で中性洗剤を入れて4分水洗い、すすぎ2回、3分程脱水する。その後、テニスボール3つほどと一緒に乾燥機に約1時間かけて乾燥させる。固まったダウンをテニスボールが叩いてほぐす効果がある。水洗い禁止、乾燥機禁止のマークがついているものはこの方法はできないので要注意。

(2)Tシャツの伸びた首元を復活させるプロ技

(写真)

専門家:古塩将人(宅配クリーニング リネット)

この差は…首元を縦方向に引っ張った後に同じ方向にアイロンをかける
まず伸びてしまったTシャツの首元を縦方向に指で一周引っ張る。その後、同じく縦方向にアイロンをかける。Tシャツの繊維は十字に編んであるが、洗濯して干した時に横に伸びた状態で乾いてしまう。その横伸びを縦に引っ張ることで元の正しい十字に戻し、アイロンをかけることで十字のまま固定する。また、干し方としては逆さにして干すか、ハンガーに真ん中の部分で二つ折りにして干すと首が伸びにくくなる。

(3)カーペットにできた凹みを復活させるプロ技

(写真)

専門家:尾﨑 真(おそうじ本舗 企画部課長)

この差は…アイロンのスチームと掃除機を使って復活
カーペットの凹んだ部分にアイロンのスチームを1分ほど当て、掃除機でその部分を吸う。これはカーペットのフェルトやゴムの層まで圧縮されていることで凹んだ状態になっている。この凹みをアイロンの熱とスチームの力で柔らかくほどき、掃除機の吸引力で上に引っ張り上げることで凹みが復活する。また畳の凹んだ部分には、濡れたタオルを当てその上からアイロンを約30秒かけると復活する。

(4)時間が経った食べ物を復活させるプロ技

(写真)

専門家:大山喬之(新宿調理師専門学校)

▼しなびたエビの天ぷら
この差は…水を吹きかけトースターで焼く
アルミホイルを一度くしゃくしゃにし、広げてエビの天ぷらをのせる。霧吹きでまんべんなく水を掛け、トースターで1分程焦げない程度に焼くと復活。霧吹きで掛けた水が焼くことで蒸発し、天ぷらに空洞ができることでサクサクした食感が戻る。アルミホイルをくしゃくしゃにするのは、天ぷらから出る余分な油が再び天ぷらにつかない様にするため。

▼湿気たスナック菓子
この差は…電子レンジで加熱する
湿気たスナック菓子をラップを掛けずに30秒間電子レンジにかける。電子レンジを使う理由は、食材の中から温めることができるためで、トースターだと表面が焦げてしまう。

▼乾燥した食パン
この差は…麦茶を吹きかけてトースターで焼く
乾燥した食パンに麦茶を霧吹きで裏表まんべんなく掛ける、その後トースターで焼くとフワフワに復活する。ただの水を吹きかけるよりも、パンと同じ麦を使った麦茶を使うことで、より美味しく復活させることができる。

(5)日本有数のホタテの産地で作るホタテ料理の差

(写真)

専門家:青森県平内町の漁協のみなさん

▼ホタテのバター焼き
この差は…ホタテの卵を使ったソースと塩ウニをトッピングする
産地では殻つきの状態でホタテを買ってくるので、まず「ほやき」で貝を開くところから始める。ヒモをはずして、取り出した貝柱を軽く水で洗って、バターを溶かしたフライパンで焼く。そして、ホタテの卵と呼ばれる生殖器の部分をフードプロセッサーで潰し、生臭さを消すためにマヨネーズと混ぜ合わせるとオリジナルソースの出来上がり。そのソースをフライパンで焼いている貝柱の上に乗せる。さらにその上から塩ウニをトッピングしたら完成。

▼ホタテの刺身
この差は…ホタテを切るときに縦に切る
通常大きく見せるためにホタテを横から切るが、縦に切ることでホタテの繊維を傷付けず、歯ごたえを残すことができる。また、普通の醤油ではなくホタテ醤油をつけて食べる。代用品として麺つゆでもよい。また薬味として、ワサビではなくすり下ろしニンニクを使う。

▼ホタテの味噌田楽
津軽味噌(赤味噌でも代用可)、砂糖、日本酒、みりんを入れて混ぜ合わせる。その中に生のホタテと長芋を入れ味噌を絡ませる。味噌ダレを絡ませたらホタテと長芋を交互に竹串に刺し、グリルで焦げ目がつくくらいに焼けばホタテの味噌田楽の完成。

▼ホタテの酢豚
玉ねぎ、人参、しいたけ、ピーマン、ゴボウを切ってフライパンで炒める。そこに片栗粉をつけた生のホタテ、切ったリンゴを入れてさらに炒める。具材に火が通ったら市販の酢豚の元を入れたらホタテの酢豚の完成。

▼ホタテのステーキ
生のホタテを3つ三角に並べ、まわりをベーコンで巻いて楊枝でとめる。それをサラダ油とニンニクをひいたフライパンにいれ焼く。そしてバター、生卵をのせて日本酒を入れて蒸し焼きにする。2分ほど焼いたらホタテのステーキの完成。

(6)ニンニクの臭いを消すのに効果のある飲み物

(写真)

専門家:中城基雄(中城歯科医院 院長)

一般的に効果があると言われている上位4つの飲み物、リンゴジュース、コーヒー、緑茶、牛乳のうち、一時間後にニンニクの口臭を消す効果が高い飲み物の順位は以下の通り。
1位:リンゴジュース
2位:牛乳
3位:緑茶
4位:コーヒー

リンゴジュースに含まれるリンゴ酸が臭いのもとであるアリシンを分解する効果があるため。同じく効果が高かった牛乳は8時間後の計測でも唯一消臭効果が持続しているという結果が出た。これは、牛乳がニンニクの臭い成分を体に吸収することを抑制するため。

(7)お肉を軟らかく焼くために効果があるもの

(写真)

専門家:飯島久美子(東洋大学食環境科学部健康栄養学科准教授)

一般的に効果があると言われている上位4つ、コーラ、玉ねぎ、ヨーグルト、パイナップルにのうちステーキ用の牛肉を30分間漬けた後に、フライパンで3分間焼いたときの柔らかさを計測した。
1位:パイナップル
2位:ヨーグルト
3位:玉ねぎ
4位: コーラ

パイナップルがお肉を軟らかくする理由は、パイナップルに含まれるタンパク質分解酵素の働きが強いため。

(8)布団が温かくなる毛布の位置

(写真)

専門家:古賀良彦(杏林大学医学部)

毛布の位置を掛け布団の上、掛け布団の下、敷布団の上、敷布団の下の4つの場合のどれが最も早く布団の中が温かくなるかを実験。
1位:敷布団の上に毛布
2位:掛け布団の上に毛布
3位:掛け布団の下に毛布
4位:敷布団の下に毛布

敷布団の上に毛布を敷くと、体で毛布に熱を閉じ込める効果が高いため、その効果が布団全体の温度を早く上昇させる効果を生んでいる。

(9)フレンチのプロの焼きそば

(写真)

専門家:川島 孝(ラ・ロシェル山王 料理長)

▼赤ワインソース焼きそば
【材料 1人分】
<麺>
まるちゃん焼きそば・・・150g(1袋)
付属ソース・・・1袋
赤ワイン・・・20ml
バター・・・15g
ズッキーニ(5mm角の細切り)・・・40g
じゃがいも(5mm角の細切り)・・・40g
赤パプリカ(7mm角の細切り)・・・40g
黄パプリカ(7mm角の細切り)・・・40g
アンチョビフィレ(みじん切り)・・・2枚

<ソース>
牛肉(1口大)・・・150g
鶏もも肉(1口大)・・・150g
赤ワイン・・・200g
小麦粉・・・適量
塩こしょう・・・適量
バター・・・15g
にんにく(みじん切り)・・・3g
玉ねぎ(みじん切り)・・・20g
インスタントコーヒー・・・1g
チョコレート・・・2g

<チーズクラッカー>
粉チーズ・・・大さじ1
水・・・少々

<ポーチドエッグ>
卵・・・1個
水・・・1000ml
酢・・・80ml
塩・・・10g

【作り方】
1. 牛肉、鶏肉は一口大に切り、赤ワインに30分マリネする。
2. (1)を取り出し、ペーパーで水分をふき、塩こしょうをして全体に小麦粉をまぶす。
3. フライパンにサラダ油を入れて熱し、1の肉を焼き色がつくまで片面1分30秒づつ焼く。
4. 鍋にバター、にんにくをいれて火にかけ、玉ねぎも加えて中火で1分加熱する。
5. (3)に、(1)で肉を漬けたワインを加え、沸騰したら(3)の肉、焼きそばソース、インスタントコーヒーをいれ、落としぶたをし煮汁が半量になるまで弱火で15分煮込む。
6. (5)の肉を一旦取り出し、鍋に残ったソースが1/3くらいになるまで5分煮詰める。
7. フライパンにバターをいれて熱し、じゃがいも、パプリカ、ズッキーニ、アンチョビフィレ、麺の順にいれて全体に炒め、皿に盛る。(約2分)
8. (6)の鍋に肉を戻し入れて温め、仕上げにチョコレートを入れて溶かし、(7)にかける。
9. チーズクラッカーを作る。フライパンに粉チーズを円形になるように広げ入れ、粉チーズしっとりするくらい水分をかけ、きつね色になるまで5分加熱する。
10. ポーチドエッグを作る。鍋に水、酢、塩を入れて熱し、ぐつぐつしないように注意しながら卵を割りいれ、3分30秒たったら網じゃくしで引き揚げる。
11. (8)に(9)と(10)を添える。

(10)和食のプロの焼きそば

(写真)

専門家:鈴木好次(割烹 すずき)

▼割烹流あんかけ焼きそば
【材料 1人分】
まるちゃん塩焼きそば・・・1袋

<A>
水・・・800ml
羅臼昆布・・・16g
鰹節・・・50g

Aでとった出し汁・・・300ml
ホタテ缶の汁(はごろも125gを使用)・・・1缶
付属の粉末ソース・・・1袋
桜エビ・・・大さじ1・1/2
歌舞伎揚げ(荒く砕く)・・・1枚

ブロッコリー(小房に切る)・・・4切れ
菜の花(長さ1/2に切って穂先のみ)・・・1/4束
重層・・・少々
水・・・適量

鶏もも肉(一口大のそぎ切り)・・・100g(3切れくらい)

<B>
酒・・・50ml
しょうゆ・・・50ml
生姜(皮むいてすりおろす)・・・少々

片栗粉・・・適量
サラダ油・・・適量

海老(バナメイ、殻をむき背開きにする)・・・2尾
やりイカ(4cm角に切り表面を鹿の子にする)・・・4枚
ホタテ缶(具)・・・1缶
片栗粉・・・適量
水・・・適量

かぶ(皮ごとすりおろす)・・・1/4個
片栗粉・・・小さじ2
鰻のかば焼き(市販品 2cm幅に切る)・・・4切れ
柚子胡椒・・・少々

【作り方】
1. 野菜を茹でる。ブロッコリーは軸に縦に隠し包丁をいれ、菜の花は穂先のみ使う。
鍋に湯を沸かし、重層を少々いれブロッコリーは1分、菜の花は30秒で取り出す。
※重層を入れると色止めになる。固めにゆで余熱で芯まで火を通す。
2. 鶏肉を揚げる。鶏肉は薄くそぎ切りにし筋があれば切り、Bに1分つけて下味をつけたら、ペーパーで水分をのぞき刷毛で小麦粉をまぶす。
3. 揚げ油を170度に熱し、(2)を入れて1分30秒で一旦取り出し、30秒おいたら
再び揚げ油に戻し、1分加熱しきつね色になったら取り出す。
※2度揚げすることで、衣がしっかりとし、あんにからめてもしんなりしない。
4. 海鮮の下拵えをする。海老は殻をすべてのぞき背開きにして背ワタをとる。いかは下処理をして表面に格子状の隠し包丁をし4cmの色紙切りにし、どちらも刷毛で片栗粉をまぶす。鍋に湯を沸かし、海老は30秒、いかは10秒加熱して取り出す。
※片栗粉をまぶすと食感がよくなる。
5. 鰻はたれをペーパーでふきとり、コンロに直火などで軽くあぶる。
6. 鍋にAを入れてひと煮立ちさせる。
7. 麺を炒める。フライパンに桜えびをいれて火にかけ、30秒炒って香りがでてきたら、麺、6をおたまで1杯半いれ麺をほぐし、1分30秒程炒めたら皿に盛り、
歌舞伎揚げをあしらう。
8. 6にすりおろした蕪をいれ、片栗粉でとろみをつけ、(1)、(3)、(4)をさっと和え、(7)にかける。
9. (8)に(5)、柚子胡椒をのせる。

(11)おしっこをした後「震える男性」と「震えない女性」の差

(写真)

専門家:當瀬規嗣(札幌医科大学医学部細胞生理学講座教授 医学博士)

この差は…お尻を出しているか出していないかの違い
男性がおしっこをした後に震えることをシバリングという。男性がおしっこをするときは体の一部だけを外気にさらしているため、おしっこが出た後に急激な温度低下が起こる。その温度変化がシバリングを引き起こすのだが、女性の場合はお尻全体を出しているため、その温度変化が小さくシバリングが起こりにくい。

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