この差って何ですか?

毎週火曜よる7時

過去の放送内容

2015年6月7日

(1)【木綿豆腐と、絹ごし豆腐】この差って何?

専門家:青山隆(全国豆腐連合/日本豆腐協会)
この差は…水分を抜くかどうか

豆腐を作る過程で、おもしを乗せて圧力をかけて水分を抜いたのが木綿豆腐で、水分を抜かずそのまま固めたのが絹ごし豆腐。
そもそも豆腐は、一晩水につけた大豆を細かく砕きながら水を加えてドロドロの状態にしたものを、おからと豆乳にわけ、その豆乳をかためて作るのだが…木綿豆腐の場合は、底に穴のあいた専用の型箱に木綿の布をしき、ここに豆腐のもと(豆乳に凝固剤をいれたもの)をいれ、15分ほど重しで水分を抜いて作る。一方絹ごし豆腐は、豆乳を直接型箱に入れてそこへ凝固剤をいれて固めて完成になる。
木綿豆腐はその名のとおり、製造過程で「木綿」を使っているが、絹ごし豆腐はとくに布の類はつかっておらず、木綿豆腐にくらべて口当たりが滑らかなことから「木綿」に対して「絹」と名づけられたと考えられる。

(2)【売れっ子赤ちゃんタレントと、普通の赤ちゃん】この差って何?

専門家:森崎智美(テアトルアカデミー赤ちゃんモデル部マネージャー)
この差は…他人に抱っこされても笑顔でいられるかどうか

売れっ子赤ちゃんタレントになる条件は「顔」や「見た目」ではない!
親以外の大人に抱っこされる機会が多いTVやCM撮影の現場。
もし撮影途中で泣いたりしては、スケジュールどおりに撮影がすすまなくなってしまうため、通常、赤ちゃんタレントの場合、複数の候補がスタンバイしている。しかし、今回番組がスポットをあてた「売れっ子赤ちゃんタレント」の佐藤一和(いつわ)くん(8ヶ月)は、「スタンバイいらずの一和(いつわ)くん」という異名がつくほど、泣かないし、ぐずらない!これが売れっ子になる条件だったのだ!自宅にいるときはママに甘えて大泣きすることも多いのだが…見知らぬ大人が大勢いる現場では、どういうわけか泣いたことがないというから不思議だ。

(3)産地が同じなのに【800円の新茶と、8400円の新茶】この差って何?

専門家:和多田喜(表参道茶茶の間/日本茶ソムリエ)
この差は…お茶の葉を摘み取る日

本当においしいお茶が取れるのは1年でたった1日!基本的にお茶の摘み取りは「一芯三葉」といい、1本の茎と3枚の葉だけを摘み取るのだが、この部分のやわらかさが完全に同じになる日が1年に1日だけあり、その日に摘み取るのがベストというわけ。
では、なぜ、1芯3葉のやわらかさが同じになるといいお茶ができるのか。それはお茶の製造工程にあった。お茶は茶葉同士をひたすら揉んですり合わせる作業を繰り返しながら、水分をとばしていくのだが、硬さが異なるとお茶がつぶれてしまい、苦味や渋みが出てしまう。そのためお茶本来の甘さや旨みを殺すことなくしっかりと水分を飛ばすには、1芯3葉それぞれのやわらかさが完全に同じである必要があるのだ。
ちなみに、その1年に1日しかない摘み取り日は農家さん長年の経験で「この日!」とよむというから驚きである。

(4)【丸いペットボトルと、四角いペットボトル】この差って何?

専門家:塚原肇(実践女子大学教授)
この差は…(1)炭酸飲料かどうか
(2)飲み物を詰めるときの温度が高温かどうか


スーパーやコンビニで各社の商品をチェックすると一目瞭然だが…中身が炭酸飲料のものは、すべてツルッとした丸いペットボトルになっている。炭酸飲料の場合、どうしても中から圧がかかるが、丸いペットボトルの場合、中心からの圧が均等にかかるためペットボトルの変形がおきずにすむ。一方、お茶やジュースは充填する際80度〜90度に熱殺菌されて、熱い状態で充填し、あとから冷却処理をするのだが、そうするとペットボトルの外側から圧力がかかる。その圧力にたえられるようにするために、なるべく多くの「カド」を作り出すため、凸凹した「減圧吸収パネル」と呼ばれる構造がある。
様々な形のペットボトルにも意味があった。

(5)徹底調査!ご本人たちに聞いてみました!!
【いい歯医者と、そうではない歯医者】この差って何?ベスト5

今回番組では全国の現役歯科医174人に徹底調査!
「あなたが思う“いい歯医者”の条件を教えて下さい」と聞いたその答えをランキング形式で発表!

★第5位★
「虫歯のときにすぐ歯を削ろうとしない」
歯は削れば削るほどもろくなり、さらに虫歯になりやすい状況をつくることになる。
そのため今はドッグスベストという虫歯の進行をとめる薬を使って治療したり、削らなければならない場合でも、マイクロスコープなどの拡大鏡を使って、なるべく削る範囲を最小限にとどめる努力をする必要があるのだ!

★第4位★
「歯科衛生士が治療前に必ず口の中を掃除する」
歯科衛生士は虫歯予防などを指導する専門職。歯科医による治療の前に徹底的に口の中をキレイに掃除することで、より効果的に歯の治療を行うことができるのだ。

★第3位★
「毎回、歯(口の中)の写真を撮影する」
レントゲンではなく、写真、である。
患者自身に自分の口の中の状況をきちんと把握してもらい、治療の方針を正しく伝えるためにも歯(口の中)の写真を撮影するのは必要不可欠とのこと。
また中には、患者が帰ったあと、スタッフ全員で症例を振り返るために写真をとるという勉強熱心なお医者さんも…

★第2位★
「自分の不得意な治療は断る」
歯科医にもそれぞれ得意分野がある。虫歯治療、歯周病治療、審美歯科、インプラント、口腔外科などなど…そのため、自分が専門(得意)としていないジャンルの難しい治療に訪れた患者に対しては、しかるべき専門医や認定医を紹介するという。ちなみに患者側は、病院のホームページでそこの先生の経歴を調べたり、学会のホームページなどで地域の専門医・認定医を調べることができる。

★第1位★
「初回の診療時間が長い」
そして堂々に1位は「初回の診療時間」。治療の効果がでないときの原因は2つあると言われていて、一つは診察が間違っている、もう一つは治療を失敗している、のだという。そのため治療の技術がきちんとしているのは勿論のこと、まずは患者さんの話をよくきき、会話をして、正しい診察をすることがとても重要とのこと。中には初回は診察だけで終わってしまうという歯医者さんもいたから驚きである。

(6)実験!どれぐらい「差」があるんですか?
【一度口をつけて飲み残したペットボトルと、そうではないペットボトル】菌の数の差

専門家:藤井建夫(東京家政大学院 客員教授)

実験に用意したのは、ミネラルウォーター緑茶カフェオレスポーツドリンクの4種類のペットボトル。一度口をつけてから、この時期の気温と同じ28度に保った装置の中に入れて24時間放置。
一晩でどれぐらい菌が増殖するかをみた。結果は…

第1位 カフェオレ
口をつけて飲んだ直後の菌の数は1ミリリットルあたりおよそ1000個。
それが24時間後にはなんと!およそ2000万個に!!その数なんと2万倍!
なぜこんなに増えたのかというと…菌は糖分をエサにして増殖するため、糖分が最も多くふくまれるカフェオレで爆発的に増えたというわけ。そのため果汁のジュースなど、糖分多めの飲料は要注意!

第2位 スポーツドリンク
スポーツドリンクにも糖分はそれなりに多く含まれているため、菌の数は1600倍になった。

第3位 ミネラルウォーター
ミネラルウォーターは糖分がまったく含まれていないため、それほど増加せず。しかしそれでも60倍。

第4位 緑茶
意外だったのが緑茶。水と同じく糖分はゼロだが緑茶の中の「カテキン」が菌の増殖を抑える効果を発揮して、わずか30倍でとどまる結果に。


菌を増やさないためには、まず口をつけずにグラスなどに注いで飲むこと。細菌の宝庫である口を直接つけなければ、菌がペットボトルに混入するリスクを軽減できる。
続いては冷蔵庫に保管すること。低温保管することである程度菌の増殖を抑えることはできる。
ちなみに一番やってはいけないのが、「ストローのみ」。
直接口をつけるよりは清潔なイメージがあるが、ストローは一度口の中に入った飲料が逆流して飲料の中に戻るので、口をつけて飲む以上に多くの細菌が混入してしまう!

(7)【1匹と数える動物と、1頭と数える動物】この差って何?

専門家:町田健(名古屋大学教授)
この差は…馬と牛より大きいかどうか

そもそも、明治時代末期まではすべての動物を「匹」で数えていた。きっかけは「馬」。
昔から馬は戦で活躍したり、移動手段として活躍するなど、人間の生活において最も重要で身近な存在だった。そのため唯一「数える価値のある動物」だったとも言える。
馬は「馬を引く」という言葉から「1引き、2引き…」と数えるようになったことから、後に「匹」という漢字が使われるようになったというわけ。
明治時代後半までは馬が「匹」で数えられていたという証拠に、夏目漱石の「草枕」(1906年)の中に「馬には五、六匹逢った」という文章がある。

ではなぜ、「頭」と数える動物が出てきたかというと、これには英語の影響があった。
広い牧場で馬や牛を数える際に、大きな頭の部分を見て数えていたため、「1head、2head…」となり、それを日本人が直訳して「頭」になったとか。

実際、同じ夏目漱石の「明暗」(1916年)では、「一頭五、六円」という文章が出てくる。
これ以降、馬や牛より頭の大きい動物を「頭」で数え、それより小さい動物は従来の「匹」で数えるようになったが、実験動物や人間の生活にとってとても貴重で重要なもの(カイコなど)は小さくても「頭」で数える場合があるとのこと。何気なく使いわけている言葉にも奥深い「差」と理由があったのだ。

(8)【普通のガラスと、強化ガラス】この差って何?

専門家:中島哲也(株式会社 旭硝子)
この差は…もう一度熱を加えるかどうかの差

ガラスの原料は普通のガラスも強化ガラスも同じ、「珪砂」と呼ばれる砂。
これに酸化鉄などいくつかの原料をまぜて、1600度の熱でどろどろの液状になるまで溶かす。
それを、錫(スズ)というガラスより重い重金属の液体の上に流し込んで平らな状態にし、200mもある超巨大な冷却炉の中でゆっくり冷やし、固める。
と、ここまでは普通のガラスも強化ガラスも同じなのだが…ここからが「差」!
一度出来た普通のガラスを再び700度になるまで再加熱。それをガラスの上下から強い冷風をあてて急速に冷やすことで強化ガラスが完成するのだが…なぜ、これだけの作業で強化ガラスが出来上がるのか。
それは、一度熱で緩めたガラスを急激に冷やすと、ガラスの表面だけがかたまり、内部の方はゆるいままになる。その後、内部も冷えて固まろうとするが、当然液体が固体になるとき体積は小さくなるので、後から固まる内部が、すでに冷え固まっている表面外部のガラスを強く内側へ引っ張るという
超緊張状態がうまれる。これが、「割れにくい」という状態を作り出しているというわけ。


ちなみに、強化ガラスを割るための先の尖ったハンマーで軽く叩くと、先端がガラスの内部まで傷をつけることになり、これがきっかけで、それまで保たれていたガラス内部の超緊張状態が一気に開放され粉々に割れることになる。

(9)実験!どれぐらい「差」があるんですか?
【下ごしらえした料理と、下ごしらえしていない料理】

主婦代表:新山千春
専門家:浜田陽子(料理研究家)

この差は…
コロッケの「ジャガイモ」と「ひき肉」の下ごしらえの差
オムライスの「お米」と「玉ねぎ」「卵」「ケチャップ」の下ごしらえの差

まずコロッケ。普通は加熱したジャガイモが熱いうちに皮をむいてつぶすが…これを一手間加えてるだけでまったく違ったコロッケになる。蒸したジャガイモの荒熱がとれたら冷蔵庫で冷やす。こうすることでジャガイモに粘り気が出るので、それをフードプロセッサーに!ふわふわの食感でまるでクリームコロッケのような仕上がりになり、ジャガイモの甘みがダイレクトにくるのだ。
さらに、挽肉にも下ごしらえ。
ただ塩コショウで炒めるのではなく、挽肉を昆布だしで煮ると、風味もよくなり栄養価も高くなる。

続いてはオムライス。
これが一番の衝撃だが、お米に一工夫。いつもの水にブラックコーヒーを半量ほどかえて炊くと、炒めたときに風味がよくなりコクが出る。普通はあまったご飯を冷蔵庫などに入れてとっておいたものを炒めご飯に利用するが、「オムライスのためだけに一手間かけたご飯をたく…」こんな挑戦はいかがだろうか?
そして玉ねぎは冷凍した玉ねぎを使用。こうすることで玉ねぎの辛味が消えて甘みが増すのでおススメ。また、卵はとき卵にした段階でサラダ油を少量いれる。こうすることで卵がふんわり仕上がる。
そして仕上げのケチャップには、生クリームや牛乳を少量加えると、酸味が消えてまろやかな味わいに…。
お子様などにはもってこいの仕上がりになるのだ!

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