毎週火曜 よる10時〜

インタビュー

写真

Vol.1 河東カンナ役 渡辺直美さん

写真

Q 演じるカンナさんはどんな人ですか?

ファッションデザイナーとして働く、ポジティブでパワフルなママです。彼女の人生にさまざまな困難が降りかかるんですけど、カンナは自分なりの解決方法で問題に真っすぐ立ち向かって乗り越えていくんです。と言ってもただ単にポジティブな人ではなく、相手の心に寄り添って相手のために行動する人。自分の人生も困難だらけで余裕ないのに、それでいて人を助けてあげられるってすごく素敵な人だなと思います。ただ、最初はカンナのことを「何こいつ!?」って思う方もいっぱいいると思います(笑)。私も原作の1巻だけを読み終わった時は、「何なの!?コイツ。空気読まないし、人の心にズカズカ入って来るし」と思ったんですけど、見進めていくうちにカンナさんがどうしてこういう言動、行動をしたかっていうのが分かっていくので、見れば見るほど彼女にハマっていくんです。そして、その姿に勇気をもらえて元気になれるんです。私もそんなカンナさんの姿を1話から徐々に表現していけたらいいなと思っています。

Q 母親役の役作りはどのようにしていますか?

写真

母親役はCMでしかやったことがなかったので、まず“自分の子供がいる”っていう感覚をつけないとなって思いました。友達の子供を可愛がるのとは違って、母親って怒る時はちゃんと怒らないといけないし、独身の私には分からない母親としてのカンナの行動や言動は、監督と綿密に相談しながら作っていっています。息子の麗音を演じる(川原)瑛都くんとも、撮影を通して少しずつ“親子感”が出てきている気がします。瑛都くんは、元気で甘えんぼですっごく可愛いです!結構自由人でもあるんですけど、本番になったらすぐ役に入るので、このドラマをきっかけに天才子役って言われるんじゃないかってくらい演技も素晴らしくて。正直、瑛都くんのNGより私のNGの方が多いですね(笑)。私のNGで監督が「もう1本いきます」って言うと、瑛都くんも「今のカンナさんでしょ?カンナさんのミスだよね」みたいにあおってくるんですよ(笑)。瑛都に負けないくらい頑張らなくちゃって思っています!

Q 夫・礼を演じる要潤さんや姑・柳子役の斉藤由貴さんの印象は?

写真

要さんとは撮影の合間もよくおしゃべりしているんですが、お互い他愛もない話をずっとしているので、“夫婦”としての距離感はどんどん縮まっていってると思います。ただキスシーンの時は、私動揺が止まらなくて(笑)。そんななか、要さんはすごく優しくキスしてくれました。カットがかかった後、私も普通に「照れちゃいました」って言えばいいのに、なぜか照れ隠しで冷静ぶってる自分がいて恥ずかしかったです(笑)。
斉藤さんは、ほんわかしていてすごく優しい方。でも斉藤さんが演じる柳子は、カンナにとって強敵の一人。最初に台本を読んだ時は、カンナが姑の柳子に対してかなりきつく言い過ぎてると思っていたんです。でも斉藤さんが演じられている柳子を見たら「そりゃ言いたくなるわ!」って(笑)。 細かい言い回しというか、「何この人!」っていう感じを絶妙に表現されていて、さすがだと思いました。そのおかげでカンナの「このお母さん面倒くさいな」っていう感情も自然と湧いてくるんです。カンナと柳子のシーンにも注目してください。

写真

Q デザイナー・カンナさんのファッションこだわりポイントは?

写真

カンナはママであり女でもあり、仕事もしていて色んな顔を持っている人なので、ファッションも色々なジャンルの服を着ます。原作は2000年代前半なので、原作のカンナはその頃に流行っていたギャルっぽい格好をしていているんですが、ドラマでは原作のカンナの雰囲気に今のトレンドを融合させた感じのファッションになっています。髪型は普段前髪パッツンの私とは違って、おでこ全開。カンナは性格的にもパッションがある人なので、その方がイメージに合っていると思って、私から提案させてもらいました。あとは髪型もメイクも子供がいるとあまり時間もかけられないし、服装も動きやすくないといけないので、オシャレの中にも“ママらしさ”は常に意識しています。

Q ドラマを楽しみにされている方にメッセージをお願いします。

私だったらこれやらないなっていうことにも真正面からガンガンに向き合っていくカンナを演じながら、私自身もすごく元気をもらっています。ドラマを見てくださる皆さんにも共感していただける部分もあると思いますし、お母さんたちの悩みを解決してくれる部分もあるんじゃないかと思いますので、自己啓発本的な感じで楽しんで見ていただけたらと思います。ぜひ見てください!