じょんのび日本遺産

放送内容

2019年 12月 15日

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旅人:ナタリー・エモンズ&桑山哲也&藤田朋子

ナレーター:森本レオ

今回の日本遺産
薩摩の武士が生きた町 〜武家屋敷群「麓」を歩く〜

勇猛果敢な薩摩の武士を育んだ地、鹿児島。本城の鹿児島城跡や県内各地の山城跡の周辺に配置された麓と呼ばれる外城の武家屋敷群が数多く残る。麓は防御に適した場所に作られ、門と玄関の間に生垣を配置する等、まるで城のように敵に備えた構造を持つ。そこでは武士達が心身を鍛え、農耕に従事し、平和な世にありながら武芸の鍛錬に励んだ。そんな薩摩の武士たちの物語は2019年に日本遺産に認定されている。
旅をするのは、ナタリー・エモンズとアコーディオン奏者の桑山哲也、そして奥様で女優の藤田朋子の3人。
鹿児島の英雄・西郷隆盛の銅像前で合流した3人は、いざじょんのび旅へ。まずめざしたのは鹿児島を訪れるなら忘れてはならない名物、さつま揚げのお店。100年以上守り続けられる伝統の味を堪能し、続けて2つめの名物、しろくまの名店「天文館 むじゃき」へ。一子相伝で受け継がれる秘伝のミルクの味に、冬の寒さも忘れて完食。そして400年前の面影を今に残す武家屋敷群「出水麓」を訪れた3人。古の風を感じながら牛車に揺られ、薩摩の武士に思いを馳せる。
麓の脇にひっそりと佇むフレンチレストランでは、北薩摩の味覚に舌鼓。お店の庭を借りて歌うのは、エディット・ピアフの名曲「バラ色の人生」。アコーディオンの音色にのせて、パリの街並み香る歌声が武士の街へと爽やかに流れる。さらに、鹿児島県民が愛してやまない芋焼酎の造り酒屋へ。武士達の栄養剤や傷薬として重宝された伝統の味を味わいながら、西郷隆盛の意外な物語に出会う一面も。最後は鹿児島名物、黒豚料理の名店「あぢもり」を訪れた3人。バラの花を思わせる黒豚のしゃぶしゃぶをいただき、旅を締めくくる。街のそこかしこに漂う薩摩武士達の面影を追いながら巡るじょんのび旅。

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