じょんのび日本遺産

放送内容

2019年 12月 1日

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旅人:ナタリー・エモンズ&青島広志

ナレーター:斉藤由貴

今回の日本遺産
瀬戸の夕凪が包む国内随一の近世港町
〜セピア色の港町に日常が溶け込む鞆の浦〜

夕暮れ時になると灯りのともる石造りの「常夜燈」は、港をめざす船と港の人々を160年間見守ってきた鞆の浦のシンボル。「雁木」と呼ばれる瀬戸内海の干満に合わせて見え隠れする石段が、常夜燈の袂から円形劇場のように港を包み、その先端には大波を阻む石積みの防波堤「波止」が横たわる。瀬戸内の多島美に囲まれた鞆の浦は、これら江戸期の港湾施設がまとまって現存する国内唯一の港町。潮待ちの港として繁栄を極めた頃の豪商の屋敷や小さな町家がひしめく町並みと人々の暮らしの中に、近世港町の伝統文化が息づいている。
そんな鞆の浦のストーリーは2018年に日本遺産に認定されている。
今回の旅人はナタリー・エモンズと番組2度目の登場となる青島広志。
鞆の浦のシンボル「常夜燈」の前で合流した2人は、江戸情緒を色濃く残す町並みを散策、船乗りたちに親しまれてきた「保命酒」をつくり続ける酒蔵へ。実はこの保命酒、ペリーが日本で最初に飲んだと言われるお酒。ペリーは西洋音楽も日本に伝えたが、江戸時代の日本人が初めて聴いたという曲を青島さんにミニピアノで演奏してもらう。続いて訪れたのは、鞆の浦名物の鯛をいただけるお店。鯛そうめんや鯛茶漬けを堪能し、全国7割の生産量を占めるという琴をつくる職人さんの元へ。美しさを際立たせるため琴の表面を焼く作業を見せてもらい、完成した福山琴を試し弾きする2人。その音色に感動のナタリーさん。さらに2人は「日本一の景色」と呼ばれた福禅寺対潮楼へ。絶景に臨んでナタリーさん、福山琴の伴奏で「いい日旅立ち」を熱唱。青島さんは福山琴とのコラボで「春の海」をキーボード演奏。最後に訪れたのは福山のコンサートホール。地元の楽団と青島さんによるナタリーさんへのサプライズ演奏会がはじまった…
美しく穏やかな港町を音楽とともに巡るじょんのび旅。

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