じょんのび日本遺産

放送内容

2019年 9月 15日

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旅人:ナタリー・エモンズ&青島広志

今回の日本遺産
デカンショ節-民謡に乗せて歌い継ぐふるさとの記憶

かつて城下町として栄えた丹波篠山では、江戸時代の民謡を起源とするデカンショ節により、地域の時代ごとの風土や人情、名所、名産品が歌い継がれている。地元の人々はこれを愛唱し、民謡の世界そのままにふるさとの景色を守り伝え、地域への愛着を育んできた。その流れは、今も新たな歌詞を生み出し後世に歌い継ぐ取組として脈々と生き続けており、今や300番にも上る「デカンショ節」を通じ、丹波篠山の街並みや伝統をそこかしこで体験できる世界が展開している。デカンショ節をはじめ、歌詞に歌われる場所・景観・名物は2015年に日本遺産に認定されている。
今回、丹波篠山を旅するのはナタリー・エモンズと作曲家の青島広志。
篠山城跡で合流した2人は、デカンショ節に触れることのできる青山歴史村へ。そこでデカンショ節保存会の方々から踊りを教えてもらい、デカンショ節を体験。続いて訪れたのは名物の黒豆を使った料理が自慢の豆腐屋さん。黒豆豆腐や黒豆ご飯を堪能し、黒豆が歌い込まれたデカンショ節を口ずさむ。次に江戸時代から続く酒造を訪れた2人は、装置を使って音楽を振動に変換し、その振動を与えながら醸造した日本酒に出会う。青島さんは持ってきたミニピアノを演奏し、生の音を酒に聴かせてみる。音楽を聴かせた日本酒の味わいとは… さらに、日本の原風景が広がる丸山集落を訪ね、住民の方々を前に2人はミニコンサートを行う。最後に訪れたのは、集落の奥にある一軒のお店。極上のお蕎麦と旬の野菜をいただき今回の旅を振り返る。山に囲まれた穏やかな里を巡るじょんのび旅。

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