じょんのび日本遺産

放送内容

2019年 6月 16日

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旅人:ナタリー・エモンズ&齋藤孝

今回の日本遺産
近世日本の教育遺産群―学ぶ心・礼節の本源―

日本では近代教育制度の導入前から、支配者層である武士のみならず、多くの庶民も読み書き・算術ができ、礼儀正しさを身に付けるなど、高い教育水準を示した。これは藩校や郷学、私塾などの様々な学校の普及によるところが大きく、それらは礼節を重んじる日本人の国民性を育んできた。日本最古の足利学校をはじめ、近世に開校していた4つの学校が2015年に日本遺産に認定されている。
足利学校のある足利を旅するのはナタリー・エモンズと明治大学の齋藤孝教授。
町のシンボル、鑁阿寺で合流した2人はさっそく足利学校へ。3万点を超える蔵書の中には元号の出典元となった古典籍も多く含まれている。新しい元号「令和」の元となった万葉集の一節を齋藤先生が解説。続いて訪れたのは足利出身の詩人・書家、相田みつをがよく通っていたというめん割烹店。
おいしいそばを味わいながら、ナタリーさん、みつをのことばを齋藤先生に教わり噛みしめる。また、足利の新名所のひとつ、フラワーパークでは咲き誇る花々を愛でつつ、花にまつわる日本のことば、日本のこころを知る。そして再び足利学校、論語に詳しい齋藤先生による地元の子どもたちへの論語の特別講義。知恵に溢れた孔子のことばをナタリーさんも子どもたちと一緒に学ぶ。最後に町の名物鰻店で、珍しい鰻と鳥の二段重を賞味。学びの空気に溢れた町で、ことばを巡るじょんのび旅。

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