じょんのび日本遺産

放送内容

2018年 12月 16日

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旅人:ナタリー・エモンズ

今回の日本遺産
やばけい遊覧〜大地に描いた山水絵巻の道をゆく 後編

大分県の耶馬渓は、川が溶岩台地を侵食した奇岩の渓谷。石柱の断崖、岩窟、滝、巨石が大パノラマをつくっている。その深く神秘な地形は伝説と祈りの場所となり、山水画のような風景は文人画人の憧れでもあった。人々は長い時間をかけて渓谷に寺院や石橋、庭園をつくり、それらを回遊路でつないだ。やがて、耶馬渓は一本の山水絵巻に喩えられるようになる。そんな耶馬渓は2017年に日本遺産に認定されている。
前回に引き続き、紅葉に染まる耶馬渓をナタリー・エモンズが旅する。
最初に訪れたのは、断崖と渓流が織りなす絶景の地、競秀峰。福沢諭吉はこの景観を開発から守るため、私費を投じて土地を買い上げた。青の洞門は、岸壁沿いの危険な道から人々を守ろうと、禅海和尚が30年かけて掘ったトンネル。岩肌に残る無数のノミ跡から和尚の想いを知るナタリーさん。また、耶馬渓の温水が育むすっぽん、名水でつくられる人気の焼酎を味わう。さらに、ふもとの町では和傘づくりの工房を訪ね、伝統の技に触れる。長い遊覧の歴史を持つ、絶景の地のじょんのび旅。

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