じょんのび日本遺産

放送内容

2018年 12月 9日

画像

旅人:ナタリー・エモンズ

今回の日本遺産
やばけい遊覧〜大地に描いた山水絵巻の道をゆく 前編

大分県の耶馬渓は、川が溶岩台地を侵食した奇岩の渓谷。石柱の断崖、岩窟、滝、巨石が大パノラマをつくっている。その深く神秘な地形は伝説と祈りの場所となり、山水画のような風景は文人画人の憧れでもあった。人々は長い時間をかけて渓谷に寺院や石橋、庭園をつくり、それらを回遊路でつないだ。やがて、耶馬渓は一本の山水絵巻に喩えられるようになる。そんな耶馬渓は2017年に日本遺産に認定されている。
今回は紅葉に染まる耶馬渓をナタリー・エモンズが旅する。
最初に訪れたのは、耶馬渓随一の名所、一目八景。切り立った奇峰に八方を囲まれ、一度に八つの景色を楽しむことができる。岩窟の寺院、羅漢寺では、五百羅漢をはじめとした約二千体もの石仏と出会う。それぞれ表情の異なる石仏の中に、必ず一人は知り合いの顔を見出すことができるという。また、この地方が発祥とされるハモ料理を味わい、最後に耶馬渓の美しい紅葉を眺めながら、ゆったりと露天風呂に浸かる。
遊覧・観光の長い歴史を持つ、絶景の地のじょんのび旅。

画像 画像

ページトップへ