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報道の魂
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2020年8月16日 放送
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「非戦の軍人・堀悌吉の譲れない信念」

真珠湾攻撃を指揮した、連合艦隊司令長官・山本五十六と生涯の友であった堀悌吉。当時の海軍軍人の中でも、稀有な平和主義者だった。

二人の海軍人生のスタートは日本海海戦。堀は、ロシア兵が艦船とともに海に沈んでいく姿を目の当たりにしたことで、ある戦争観をもつことになる。

「戦争善悪論」という論文で、「戦争は悪」と論じた堀は、軍縮の道に奔走し、山本五十六とともに日独伊三国同盟に反対し、日米開戦に至らないよう発信していた。だが、対米強硬派の動きにより海軍を追われ、そこから、日本は、戦争への道を突き進むことになる。堀は、その経緯も含め、人生の記録を克明に残すとともに、山本五十六からの28通の書簡を保管し続けていた。そこには、皮肉にも真珠湾攻撃を指揮することになった山本が堀にだけ明かした真意など胸の内が綴られていた。

戦後75年の夏。なぜ堀や山本の非戦の信念が封じられ、日本は開戦に至ったのか、先人の思いから現代の我々が何を教訓とすべきか、を考える。


制作:TBSテレビ
ディレクター:佐古忠彦

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