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報道の魂
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2020年4月19日 放送
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「青二才の挑戦 ~蔵元の娘に生まれて~」

茨城県古河市で創業から190年近く続く老舗の酒蔵、青木酒造。蔵元の長女、青木知佐さんは、看護師として2年働いた後、専務として実家に戻りました。酒造りの職人・杜氏が変わったタイミングと重なったこともあり、戻っていきなり看板銘柄「御慶事」が品評会で全国3位に選ばれ、翌年には、ロンドンで行われたインターナショナル・ワイン・チャレンジで最高位をとり、世界一の日本酒と認められました。規模が小さく、古河市内がメインでほとんど流通していない銘柄が世界一になり、業界には驚きが広がりました。

そして知佐さんは、2年前から新たな挑戦をしています。20代の若者だけで造る日本酒の銘柄「二才の醸」です。埼玉県・石井酒造で生まれ、「青二才」という言葉から「未熟」を意味する「青」を除き、堂々と酒造りに挑むとの思いが込められています。蔵元が30代になったタイミングで銘柄が他の蔵に引き継がれるのも異例で、青木酒造は3代目です。インターネットで呼び掛けてチームを作り、田植え、稲刈り、仕込み、ラベルのデザインから出荷まで若者を巻き込んでいく、知佐さんならでは、20代最後の酒造りを追いました。


制作:TBSテレビ
ディレクター:藤井和史

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