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報道の魂
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2020年3月15日 放送
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「わたしたち中学校防災部 ~荒川区中学生たちの挑戦~」

荒川区は東京の下町、隅田川に面した、木造住宅が多い地域です。いわゆる木密地帯です。このため、首都直下地震による家屋の倒壊と大火災、荒川の氾濫による大水害も心配される、災害に極めて弱い地域です。

荒川区では、毎年秋、各地域で防災訓練が行われますが、会場で目を引くのは防災ジュニアリーダーと書かれた黄色いベストを着た、中学校防災部の生徒たちです。中学校防災部は、消防団員のなり手が減る中、荒川区が、地域の防災活動の担い手を育てようと、東日本大震災をうけて、6年前区立中学校全10校に、課外活動、部活として創設しました。

自治体が主導する防災教育として全国でも注目されています。メンバーは区内の中学生のおよそ10%にあたる320人で、地域の様々な活動に積極的に参加しています。なぜ中学生たちは熱心に防災部の活動に打ち込んでいるのでしょうか。

半年間にわたり防災部の生徒たちの活動を追いながら、彼らの生の声を聞きました。そこにはわたしたち大人が忘れがちなある思いがありました。


制作:TBSテレビ
ディレクター:天野教義

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