2005年12月6日、秋山大輝くん(13歳)は、帝王切開で生まれました。
「普通の分娩だったら、産道を通る時、胸の骨が折れて亡くなっていたかもしれない、逆子だったのは、この世に生まれたくてたまらなかったから」と母の伴子さんは振り返ります。
大輝くんは骨形成不全症、骨が折れやすい難病です。
自分でも気が付かずに罹患してる人もいれば、大輝くんの様な重度な人もいて、発症頻度はおよそ2万人に一人。
大輝くんは自力で座ることはできません。
外では電動車椅子、自宅の移動は背中ですりすり。
そんな不自由さも「頭にほこりがたまるのが悩みの種・・・」と明るく笑う少年。 骨折すれば少なくともひと月は寝たきりの生活、その限られた世界の中で、成長してきました。
大輝くんには2つ違いの妹、実優ちゃんがいます。
今は大輝くんを抱えることはできませんが、大輝くんはいつか自分を抱っこできるようになってくれたらと思い、実優ちゃんもそうありたいと願っています。
大輝くんの将来の夢は気象予報士。
どうして? と尋ねると、「寝たきりの時に空ばかり見ていたから」と答えてくれました。
大輝くんの幸せのカタチ・・・。
ナレーションも大輝くんが担当します。
制作:NBC長崎放送
ディレクター:宮路りか