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報道の魂
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2017年11月17日 放送
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「少年と極刑 ~死刑囚となった元少年の素顔~」

「本当に取り返しのつかないことをしてしまいました」

面会室に現れた元少年は、自分が犯した罪の重さに打ちひしがれていた。

犯行当時18歳7ヶ月だった千葉祐太郎死刑囚(26)は、元交際相手の姉ら男女3人を殺傷した罪で起訴された。

裁判員裁判で初めて少年に死刑が求刑されたこの事件。少年事件の裁判では、更生可能性を考慮して、法律上、成人とは異なる取り扱いをすることになっている。裁判員の判断が注目されたが、結論は死刑。判決後、裁判員の男性は「少年法を適用させる国の法律がおかしい」と話した。刑は去年6月の最高裁判決で確定した。

千葉死刑囚が独居房で自身の生涯を描いた1枚の絵がある。そこには母親から虐待され続けた過酷な幼少期があった。

記者は事件の背景に迫ろうと、千葉死刑囚との16回にわたる面会や手紙でのやりとりを続けた。刑が確定してから1年5ヶ月。死刑囚となった元少年の心の軌跡を追った。


ディレクター:西村匡史(TBSテレビ報道局)

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