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報道の魂
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2017年8月18日 放送
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「問いかけられた『差別社会』~相模原障害者殺傷事件の1年~」

「『差別社会』が事件の一つの要因だと思う」

あの事件から丸1年となる7月26日、尾野剛志さんは、現場となったやまゆり園の前できっぱりと言った。障害がある一矢さんを、妻のチキ子さんとともに手塩にかけて育ててきた。だが「障害者なんていなくなればいい」と言った男の犯行で、一矢さんは、一時、意識不明の重体となった。

現場が障害者施設であることなどを理由に、警察が被害者の名前を発表しなかったこの事件。19人の犠牲者について、ほとんど語られることはなかったが、1年が経過し、1人の遺族の男性が、亡くなった娘の7枚の写真を公開してくれた。

「コミュニケーションは取れていたのに・・・」。
男性は無念の思いを静かに語った。

殺人罪などで起訴された植松聖被告。記者との4通の手紙のやりとりを通じて、なぜ、差別的な思考をもつに至ったかなどを詳細に記した。

問いかけられた、“「差別社会」とどう向き合うのか”。
「被害者家族」と「加害者」の1年を取材した。


ディレクター:西村匡史,菅原佐和子(TBSテレビ報道局)

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