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2025316日放送

テワカン・クイカトラン渓谷 〜 世界屈指!巨大サボテンの群生地

放送内容

北米の乾燥・半乾燥地帯では屈指の生物多様性をほこり、巨大な柱サボテンが世界一密集すると言われる群生地がある。固有種のサボテンや絶滅危惧種の動物も多く、生物保護区にもなっている。さらにこの一帯では5500年前からトウモロコシの栽培化が行われ、乾燥地帯での灌漑技術を発達させた遺跡が多数残されている。

世界一 密集する柱サボテン

100メートル四方に最大で1800本という柱サボテンが林立する景観は、まるでSF映画の舞台。この渓谷では乾燥した環境に順応してきた80種類以上のサボテンを見ることができる。さらに今回、絶滅危惧種のミドリコンゴウインコの撮影に成功した。

写真:放送内容

トウモロコシを育んだ渓谷

約5500年前からこの地の人々はイネ科の植物、テオシントの品種改良を重ねることで現在のトウモロコシの栽培化に成功した。さらに乾燥地帯で水路やダムなどの灌漑技術を生み、メソアメリカ文明の発達を支えた。

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2000年前から始まった塩づくり

数百万年前は海の底だったため、地下水は塩分を含んでいる。井戸から汲み出した地下水を天日で乾燥させるという、2000年前から変わらない方法で塩作りが行われていた。

写真:放送内容

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