HD to 4K 4Kデジタルシネマカメラで古都京都を撮影

最近話題になっている4K映像。4Kとはハイビジョンの4倍の解像度を持つ映像フォーマットのこと。つまり、現在流れているデジタル放送より、4倍美しい映像が楽しめる最新鋭の映像です。

4K京都特別編 メイキング映像

番組が始まった1996年から、常に最先端の映像技術で世界中の文化遺産や自然遺産を記録し続けてきたTBS「世界遺産」。デジタル化、ハイビジョン化、そして3D放送など、常に時代に先駆けて新しい映像の可能性を追求してきました。
今年は、世界遺産条約採択40周年の記念イベントが世界中で開かれており、その最終会合が京都で開催されます。それに合わせて放送された「古都京都の文化財」篇において、最先端最高品質のソニー製4Kデジタルシネマカメラ「CineAlta カメラF65」による撮影を敢行。その素材を実際に番組の一部で使用することで、画期的な4K撮影による放送番組が実現し、新しい映像体験の可能性を実感していただくことができました。

いちばんの特徴は、圧倒的な高精細表現です。画面の隅々まで、まるで本物を見ているような質感あふれる映像が展開します。画面に近づいてもテレビのドットが見えないので、視界を覆うような広い視野角で迫力の映像を楽しむことができます。
そして、階調表現、つまり、明るいところから暗いところへの映像表現も高い性能を発揮します。今回の京都撮影では、日本独自の美意識である陰影の美しさに挑戦しています。昔ながらにろうそくの灯りで屏風を鑑賞したり、月明かりに照らされた庭園を眺めたりする様子を、高品質な映像で再現しています。

2012年11月11日(日)の「古都京都の文化財」篇では、4Kで撮影した映像の一部をハイビジョンに変換して放送。圧倒的高画質を誇る4K映像をベースに編集された世界遺産「古都京都」の美しさをお伝えしました。

一方、今回撮影した「4K京都特別編」は、京都で行われる世界遺産条約採択40周年記念最終会合にあたっての開催前夜のイベントとして、11月5日の夜に京都駅前広場の特設ステージにて4K上映されました。こちらには大型4Kスクリーンが設置され、大変多くの方にお越しいただきました。まさに次世代の4K映像を存分にお楽しみいただけた事と思います。

ハイビジョンから4Kへ。
「THE世界遺産」では、これからも最先端の映像技術を駆使して、世界中の文化遺産・自然遺産を、最高品質の「映像遺産」として記録し続けていきます。

  • ソニー製4Kデジタルシネマカメラ「CineAlta F65」
  • 4K京都特別編より 〜銀閣寺〜
  • 4K京都特別編より 〜東寺〜
  • 4K京都特別編より 〜京町家〜

お知らせ

「THE世界遺産 古都京都の文化財」 11月11日(日)18:00 OA
番組の一部で4K撮影した素材をハイビジョンに変換して放送しました。

「THE世界遺産 4K京都特別編」 11月5日(月)17:00/18:00開演
京都駅前広場特設ステージにて4K上映イベントを開催しました。
※イベントは終了しました。ご来場頂き、ありがとうございました。