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Q:今回の特集「黄金」と「ワイン」についての印象はいかがですか?
A:正直言うと、黄金に関してあまり最初は興味がなかったんです(笑)。貴金属としてもそれほど知識があるわけでもないし、貰うなら金よりプラチナのほうがいいなあ、なんて思っていました。でもテーマが決まり、様々な本を読んで下調べしていくうちに、金ほど太古から人間を動かし、歴史の流れと共に歩んできた不思議なものはない、ということを感じるようになりました。
ワインに関しては、今年の5月に作った「世界遺産の記憶 レオナルド・ダ・ヴィンチ」の頃から「ヨーロッパの歴史とワインは切り離せないものです。これだけライブラリーも揃っているのだから、ぜひワインで一本特集をしましょう。」とプロデューサーにプッシュしていたほど、私の中でずっとやりたかったテーマの一つです。特に今回のことだけが理由ではないのですが、以前からワインは大好きだったので、いずれこの特集のための勉強をするなら、資格もとってしまおう!と、ワインエキスパートの資格も取得し、ワインについてはかなり勉強をしっかりとしました。 |
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Q:それぞれに関わるサイトはどのようなコンセプトに基づいてチョイスされたのですか?
A:今回は全て、今まで撮り貯めてきたライブラリーの中からチョイスしました。大きなコンセプトとしては、視聴者の皆さんが、黄金・ワイン共に、単に貴金属であったり、アルコール飲料であるということではなく、人間や歴史の流れを感じられるような作品にするということでした。
それを踏まえたうえで、黄金の場合はアフリカ・南米など元々黄金を持っていた人々はどうであったか、そして金を持たなかった人々はその黄金をどう奪い、その末に世界はどうなったかという筋道に沿って他のディレクターからもアドバイスをもらいながらチョイスしました。
ワインの場合は、一番最初にぶどうが生まれた地とされているアナトリアや、エジプトなど、事前にプロデューサーがピックアップしてくれたサイトがいくつかあがっていたのでそれらをベースにし、プラス私の中にある思い入れ深いサイトをいくつか加えて世界を巡るような形で構成を考えました。 |
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