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第444回2005年04月24日
ケープ・フロラ保護地域(南アフリカ)
遺産名:
ケープ・フロラ保護地域
Cape Floral Region Protected Areas
所在地:南アフリカ(South Africa)
分 類:N(ii)N(iv)
登録年:2004
放送日:2005年04月24日
放送回:第444回
ケープ・フロラ保護地域
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世界の植物区<フロラ>は、大きく分けると6つに区分される。境界を隔てると、生えている植物が異なる。中でもケープ地方のごく狭い地域が見せる種の独自性は、まったく別世界だ。熱帯雨林にも匹敵する豊かな野生植物。世界の何処にもない花々は、土地の言葉で「フィンボス??すばらしい植物」と自慢げに呼ばれた。
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アフリカ大陸の先端に突き出したケープ半島。かつて船乗りたちに<嵐の岬>と恐れられた航海の難所だった。南極からの寒流とインド洋の暖流が、ここで渦巻く。急峻な岩山に崖、不毛な砂地…そこに強風が吹き抜け、干ばつが襲う。養分の乏しい土壌に適応するため、植物は姿を変えた。そして今尚、進化を続けている。
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オランダからの入植者が、初めて上陸したのは1652年。移民たちは、「花の王国」に咲き乱れる珍しい植物を夢中になってヨーロッパに持ち帰る。後にこれが栽培・商品化されて、世界に広がった。ゼラニウム、極楽鳥花、エリカ…みんな南アフリカが原産だ。「10m歩く毎に、違う花が数えれないほど咲く」と言われる。
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近年ケープの花々は、科学的な関心を集める。受粉のシステムについてだ。世界一長いハナアブの吻は、なんと8センチ。グラジオラスの花筒の長さと、正確に一致する。長い口で筒の底にある蜜を吸い、この時身体に付いた花粉をめしべに運ぶ。つまりハナアブが絶滅すれば、花も絶滅するのだ。生物は、単独では生きられない。
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