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第327回2002年11月17日
ヴァッハウ渓谷の文化的景観(オーストリア)
遺産名:
ヴァッハウ渓谷の文化的景観
The Wachau Cultural Landscape
所在地:オーストリア(Austria)
分 類:C(ii)C(iv)
登録年:2000
放送日:2002年11月17日
放送回:第327回
ヴァッハウ渓谷の文化的景観
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南ドイツを源流とし、黒海まで注ぐ、全長2800kmの大河ドナウ。中央ヨーロッパ9カ国をぬって流れる「ドナウの世界」で、古城と僧院がいくつも点在する光景は、ヴァッハウ渓谷だけだ。南北に山脈が立ちはだかる36kmの谷は、異民族の侵入を防ぐ要衝であり、かつ東へとキリスト教を布教する「伝道の道」だった。
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「ヴィレンドルフのヴィーナス」は、2万5千年前の地層から発見された。高さ11cm、赤く彩色された石の像は、多産と豊饒のシンボルだ。旧石器時代の彫刻で、これほど精緻なものは、ヨーロッパでは発見されていない。ヴァッハウ渓谷には、太古の昔から集落があり、人類の営みがあった。
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小麦の栽培に向かない痩せた土壌に、ワイン作りを根付かせたのは、修道院だ。ベネディクト会では、良いワインで客人を持てなすことが「礼儀作法」だった。メルク修道院は、オーストリア・バロックの傑作。絢爛たる図書館は、まさにバロック建築の象徴である。革製の背表紙に金文字で統一された書物は、装飾の一部だ。
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「神の砦」と呼ばれたゲットヴァイク修道院。ブドウ畑の地下には、全長1kmに及ぶワインケラーを持っている。ここには今も、神との交わりを求め、<祈り働く>日々に生きる30名もの修道士が、73もの戒律を守り共同生活している。礼拝は日に7たび。彼らは、修道院長を父として、自給自足を営む家族なのだ。
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