
フランス、パリに次ぐ第2の都市リヨン。紀元前1世紀に古代ローマの植民都市として誕生し、16世紀にはフランスルネッサンスの都として大きく開花した街。イタリアのルネッサンス建築の影響を受けた街並み、1998年世界遺産に登録された。 |
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リヨン市街の中心に聳えるオペラ座。過去と現代のマリアージュといわれる建築物。外側は1831年に建てられた新古典主義、内部は1993年建築家ジャンヌーベル氏によって建て直したもの。この建物には2つの時代が溶け込んでいる。 |
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リヨンの主産業となった絹織物。貴重な絹織物を雨に濡らさないようにするためにトラブールという屋根付きの路地が作られた。迷路のように連なるこの特異な通路は、ヨーロッパの他の都市には類例を見ないこの街独自の建築物である。 |
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12月8日「光の祭り」。1年で最もリヨンが美しくなる日。およそ150年前、疾病や外敵から街を守ってくれた聖母マリアに感謝するため、礼拝堂の上に黄金のマリア像を建てることになった。その際、街は悪天候のため闇に包まれた。人々はマリア像を迎えるため、窓辺にロウソクを灯し、無数の光が街を美しく飾ったという。300万人もの観光客で賑わう。 |
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