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第163回1999年07月25日
ケニヤ山国立公園/自然林(ケニヤ)
遺産名:
ケニヤ山国立公園/自然林
Mount Kenya National Park / Natural Forest
所在地:ケニヤ(Kenya)
分 類:N(ii)N(iii)
登録年:1997
放送日:1999年07月25日
放送回:第163回
ケニヤ山国立公園/自然林
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すそ野から見るケニア山。麓ですでに2000mを超える高地であるため、ゆるやかな山に見えるが、登山者にとっては高山病を招きやすい危険な山である。およそ4000万年前にはじまったアフリカ大地溝帯の地殻変動に伴い、東アフリカには多くの火山が噴煙をあげたが、ケニア山はその中でも比較的新しい。噴火時には7600mの高さまで山頂が盛り上がったという。
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標高5199m、アフリカ第二の高さを誇るケニア山は、かつては土地の言葉で「キリニャガ」すなわち輝く山と呼ばれていたと言われる。赤道直下でありながら頂上付近には11もの氷河が存在し、昼夜の温度変化の大きい特殊な環境を持っている。
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標高3600m以上の高山帯ではアフリカに固有の高山植物が群生している。赤道に位置するこの場所では、昼間には強い日差しが降り注ぐために高山植物は驚くほど大きく成長する。このジャイアント・セネシオは樹冠にロゼット状の葉を広げ大きいもので10mもの高さにまで成長するという。
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今世紀に入ってからの地球の温暖化は、ケニア山の氷河を急速に溶かしていることが複数の研究者の観察結果から明らかになっている。今世紀始めに18あった氷河は11に減り、残っているものでも氷河の先端は年に3mの割合で後退を続けている。さらに、後退する氷河を追うように高山植物はより高い場所へと生息範囲を広げている。今後の環境変化を知る上で、この山の存在意義は重要であるといえる。
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