
ドロットニングホルム宮殿は、スウェーデンの首都ストックホルムの西のはずれ、湖に浮かぶ島にある。「北欧のヴェルサイユ」といわれる宮殿には、いま、現国王のカール16世グスタフ一家が住んでいる。 |
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「ドロットニング」とは「王妃」の意味。16世紀の末、当時のスウェーデン国王ヨハン3世が、王妃カタリーナのために、夏の離宮として建設したのが、ドロットニングホルム宮殿の始まりだ。 |
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その後、歴代の王妃の手で様々に装いをこらしてきた。特に17世紀にバロック調に宮殿を改造したエレオノーラ、さらにロココ調に改装した、ウルリカの2代の王妃によって、今のドロットニングホルムの原型が出来た。 |
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ウルリカの息子グスタフの時代は、華やかな宮廷文化と盛んな芸術活動で知られる。今も、毎年夏、このグスタフが芝居を見た同じ劇場で、オペラが上演される。 |
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