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ハンチョウ 神南署安積班

パナソニックドラマシアター 毎週月曜

神南署取調室〜インタビュー〜

原作者 今野敏先生

Q.ドラマ化が決定したときの気持ちと完成した作品を観た感想を教えてください。

ドラマ化のオファーが来たときには、純粋に嬉しかったですね。
特に単発ドラマではなく、連続ドラマでという話だったので、なおのこと喜びました。
正直に言うと、第1話を観たとき『ちょっとキャラクターがぎこちないかな』と思いましたけれど、回を重ねるうちにキャラクターも安定し、ドラマオリジナルの世界観が出来上がってきたので安心しています。
また、警察という実在する組織を舞台にしているものですから、原作では徹底的に取材をして細部までリアリティを追求していますが、その点、ドラマはかなり自由に作っているのかなと感じました。
第3話で拳銃を構えている犯人と防弾チョッキも着けず対峙している安積を見たときには、『これはあり得ないだろう』と思ってしまいましたから(笑)。
実際に拳銃を構えている人間がいたら、周囲を完全防備の機動隊が取り囲むぐらいの厳戒態勢をとりますからね。
でも警察のリアリティが足りない以外は、ストーリーもキャラクターも非常に完成度が高いドラマだと思います。私自身一視聴者として観終わったあとに感動しているんですよ。毎回エンディングで感動して泣いています(笑)。
特に、蔵之介さん演じる安積剛志が、だんだんかっこよくなってきたところに注目しているんです。
これは想像ですが、撮影当初は安積剛志という男の表現の仕方を、プロデューサーも迷ってたんじゃないかなぁ。
それが話数を重ねる毎に徐々に明確になって、『佐々木蔵之介の安積剛志はこれだ!』と言えるくらいにまで固まってきましたし、安積班という集団も生き生きとしてきたように思います。

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