毎週金曜日 深夜0時20分〜 0時50分
時代設定が2060年の近未来であるところですね。未来のお話なので、全てを想像で作っていくわけですが、だからこそ、現代劇では不可能なことを可能にできる部分がある。その分、テーマを伝えやすいというか、夢を持てる物語になっていると思います。
ネガティブな要素はすごく多いですね。だからこそ、ポジティブなところを見出しやすいというか…。ポジティブとネガティブをシンプルに描けると思うので、僕はポジティブな作品だと思っています。
真中は、『 ヘブンズ・フラワー 』 のすさんだ世界にはそぐわない人格の持ち主ですね。すごく明るくて、真っ直ぐに物事を見つめていて、誰に対しても平等で、芯のある熱い男です。それに、「 童顔デカ 」 という、非常にかわいらしいアダナをつけていただいています (笑)。
どうなんでしょうかねー?僕もよく分かっていないので、詳しくは話せないんですけど (笑)。先のことを考えずに演じることが、結果、衝撃を受けるんじゃないかと思っているので、今は台本そのままに純粋に演じています。
現場のスタッフさんたちがスイッチを入れてくれますね。「 荒木さんが現場にいると癒されるわー 」 とおっしゃってくれるので、その言葉を聞くとスイッチが入るというか…。ロケは寒いし、スケジュールもタイトですけど、スタッフさんの言葉を聞くとがんばれます。だから僕自身も、キャスト・スタッフのみなさんが元気になれる現場にしたいと思いながら現場にはいるので、それが真中になるスイッチなのかな。
なんだろうな…。お芝居をする上で自分自身に課していることは、“ 演じる役の深み ” を大切にしようということなのですが… 『 ヘブンズ・フラワー 』 での挑戦ということであれば、“ スピード ” でしょうか。真中にはスピードが必要かなと。
動作であったり、感情のスイッチの切り替えであったり、セリフの言い回しであったり…。真中って他人に対して優しいんです。そういう人が戦闘モードに入る瞬間って、真中自身が意識的に気持ちを切り替えていると思うんです。真中が意識的にやっていることは、僕自身も意識してやらないといけないなと。今までは自分のリズムで演じることが多かったのですが、真中を演じる上ではスピードが必要だと考えています。まだ撮影は始まったばかりですか、今後はもう少しスピードのレベルを上げなきゃいけないなと個人的には思っているので、それが僕の挑戦ですね。
三田佳子さんとは、まだ1シーンしか撮影していないのですが、側にいるとすごく癒される、心が温まる雰囲気をもたれている方です。 “ 聖母 ” に近い感覚といいますか、一緒に現場にいると安心します。そんな三田さんの持つ空気が演じられている片桐にも反映されていると思います。
本田博太郎さんとは、まだご一緒していないのですが、スタッフさんから聞いた話によると、綾野くん演じるシオンとの撮影の際に、撮影前から 「 どういうお芝居をしようとか 」 「 こう考えているんだけど… 」 などと2人で話されていたそうで、役者同士のコミュニケーションを大切にされている方なんだなと思いました。芸歴や年齢に関係なく対等にお芝居を向き合って話されている本田さんは魅力的だと思ったので、ご一緒する機会があればお話したいですね。すごく楽しみです。
海荷ちゃんは、“ プロ ” ですね。すごく明るくて、かわいらしくて、スケジュールは一番ハードなはずなのに絶対に疲れを見せないし、常に笑顔で接してくれるプロフェッショナルな部分をもたれている方です。主演として軸となって前に進んでいる海荷ちゃんを尊敬します。僕は海荷ちゃんよりも年上ですが、年齢に関係なく 「 付いていきたい!」 と思うし、いい作品にするために一緒にがんばっていこうと思わせてくれるので、海荷ちゃんが主演でよかったなと思っています。
第2話 「 第七地区 」 での真中とアイのシーンですね。すごーく寒かった!(笑)。2人で話しているだけなのですが、ページ数がすごく多くて、セリフをずっと言い続けなければならなかったんです。けれど、寒さのあまり舌が回らなくなるし、太陽が出ている間のシーンだから時間との戦いもあるし、かなり焦りました (汗)。
『 ヘブンズ・フラワー 』 は、暗殺者のアイと刑事の真中祐一郎が、反発し合っていながらも、真中がアイに “ 字 ” を教えることによって、隠していたアイの感情があふれでてくる。その過程で、2人の関係がどうなっていくのか… がみどころとなっています。みなさん、ぜひご覧ください。