毎週月曜〜木曜 あさ8:00〜10:25
毎週金曜 あさ8:00〜9:55
MC:立川志らく 国山ハセン(TBSアナウンサー) アシスタント:若林有子(TBSアナウンサー)
クイズプレイヤー伊沢拓司です!!
本日は「小学校6年生の社会」の教科書から「相撲」に関する問題です
日本の国技ともいわれ1500年以上の歴史を持つ相撲なんですが、
一般的にはあまり知られていない様々な風習があります
例えば土俵。開催場所ごとに都度、新しいものが作られていて、
地方場所ではおよそ40トンもの土を使い、
すべて手作業で作られているんです。
そんな土俵ですが、実は中央には四角い穴があけられていて、
その中には「鎮め物」と呼ばれる米やスルメ、
昆布や塩などが埋められています。
これは神様への供え物であり、場所中の安全を祈願するためのものなんです
さらに力士の所作にも様々な意味があり取組前に
両手を左右に広げて手のひらを見せるのは武器を持っていないことを
相手に示すため。取り組みの前に塩をまくのは、土俵上の邪気を払い清めるため、
ともいわれています。
【問題】
大相撲の千秋楽、土俵の上で行われる儀式は
次のうちどれでしょう?
A 新人力士の舞踊
B 横綱の祈祷
C 行事を胴上げ
正解は…
C 行事を胴上げ
行事の胴上げはテレビの中継でも見られる
表彰や優勝力士インタビューのあとに行われるもので、
新人力士たちが土俵に上がり、行司の胴上げを行うのですが、
これは「神送りの儀式」と言われるもので、行司を神様に見立て、
無事に取組を終えたことを感謝し天に帰す、という意味があります
ちなみに行司、「はっけよいのこった」など
相撲の立ち合い以外にも実は色々な役割を担っているんです。
例えば力士の地位と名前が書かれた番付表、
これを手書きで書くのも行司の仕事です
また、隙間なく細かい字でびっしりと書かれてあるのは客がぎっしりと入り
「満員御礼」になるように、との願いが込められているんです
そしてここからがグッと身につく教養です。
今日覚えてもらいたい教養はコチラ!
1944年の夏場所、
実は当時、第二次世界大戦の影響で旧両国国技館が
爆弾を製造する工場として使用されていたんです。
そのため代わりに後楽園球場で本場所が行われたんです。