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MC:立川志らく 国山ハセン(TBSアナウンサー) アシスタント:若林有子(TBSアナウンサー)
クイズプレイヤー伊沢拓司です!!
本日は「小学校5年生の国語」の教科書から「宮沢賢治」に関する問題です。
岩手県にうまれ、明治から昭和にかけて
『風の又三郎』『銀河鉄道の夜』『注文の多い料理店』など、
数々の作品を生み出したことで知られる作家・詩人の宮沢賢治。
ほかにも教師や科学者、宗教家など多方面で活動を行っていたのですが、
病に倒れ、わずか37歳という若さで亡くなってしまいました。
実は彼が生きている間はほとんど彼自身無名だったんだそうです。
生涯に受け取った原稿料は現在の値段で1〜2万円ぐらいだったんだとか。
ただ、詩人たちの間では非常に高い評価を受けていて特に友人であった
詩人・草野心平は宮沢賢治の作品にかなり惚れ込んでいて、
賢治の訃報を聞いたあと「彼の作品をもっと世に広めなければ!」と、
「宮沢賢治作品集」の出版に尽力。こういったことがキッカケになって、
宮沢賢治はようやく世間から認められたんだそうです。
【問題】
宮沢賢治は、あるもののコレクターとしても知られていたのですが、
彼が収集していたものは、次のうちどれでしょう?
A レコード
B プラモデル
C 靴
正解は…
A レコード
実は音楽が大好きだった宮沢賢治。
確かに作品にも『セロ弾きのゴーシュ』など
音楽にまつわるものもありますよね。
自身が作詞作曲した「星めぐりの歌」という作品もあります。
賢治は暇を見つけてはレコードを買いあさっていたといわれていて
クラシックを中心に、特にベートーヴェンの「田園」なんかが
お気に入りだったそうです。
そしてここからがグッと身につく教養です。
今日覚えてもらいたい教養はコチラ!
『雨ニモ負ケズ』は宮沢賢治が亡くなってから
メモ書きという形で発見された詩ですが、
「一日に玄米四合と味噌と少しの野菜をたべ…」
と質素な暮らしぶりが描かれていることから
“宮沢賢治は貧乏”というイメージを持っている方も
少なくないんじゃないでしょうか?
しかし、実は賢治の実家は質屋と古着屋を営んでいてお金持ちだったため、
賢治自身もお金で苦労するということはなかったようです。