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MC:立川志らく 国山ハセン(TBSアナウンサー) アシスタント:若林有子(TBSアナウンサー)
クイズプレイヤー伊沢拓司です!!
本日は小学校3年生の「社会」の教科書から「地図」に関する問題です。
日本地図を歴史上初めて作成した人物といえば、
教科書でもおなじみ、江戸時代の地理学者・伊能忠敬です。
1800年、55歳の時に日本全国を歩いて測量を開始、
その旅はなんと17年にも及びました。
しかし残念ながら完成目前であった
1818年、73歳の時に伊能忠敬は亡くなってしまいます。
その後は忠敬の仲間たちが製作を続け、
1821年にようやく地図が完成したんです。
【問題】
道路地図の中には複写防止の為に、
あまり知られていない“ある工夫”がされているものがあるのですが、
それは次のうちどれでしょう?
A 架空の道路が描かれている
B コピー機が反応しない塗料を使う
C 会社ごとのオリジナル書体を使う
正解は…
A 架空の道路が描かれている
これは地図を無断で複写して著作権を侵害した者が
言い逃れできなくするための“罠”になっていまして、
通称「トラップストリート」と呼ばれています。
地図を利用する人に支障をきたさない部分に描かれることが多いそうで、
「架空の道路を描く」「存在しないカーブを付け加える」
「広い道路を狭く描く」などの工夫によって
地図の無断複製対策をしているんです。
そしてここからがグッと身につく教養です。
今日覚えてもらいたい教養はコチラ!
どういうことかというと、
その原因はよく見るこちらの地図にあるんです。
この地図のイメージから日本は世界の国々と比べると小さいなぁ、
と思っている方も多いと思います
この世界地図は「メルカトル図法」という方法を使って描かれています。
これは球体である地球を無理やり平面に描いたものなんです。
そのため北極や南極など、赤道から離れた
土地ほど面積が左右に引き伸ばされ、大きくなってしまうのです
その証拠に、実際の大きさで日本を他の国々と比較してみると・・
例えばヨーロッパに重ねてみるとコチラ。
実は、日本はヨーロッパの国々をいくつも
縦断するほどに大きいサイズがあるんです
さらに、世界で一番広いロシアと比べてみても…
どうでしょう、思っていたよりも大きく感じませんか?