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MC:立川志らく 国山ハセン(TBSアナウンサー) アシスタント:若林有子(TBSアナウンサー)
クイズプレイヤー伊沢拓司です!!
本日は「中学校3年生の国語」の教科書から「川端康成」に関する問題です。
大正から昭和にかけて活躍した作家・川端康成。
『雪国』『伊豆の踊子』など数々の作品を残し、
日本人として初めてノーベル文学賞を受賞。
世界中から高い評価を得ています。
そんな川端康成は「芥川賞」の選考委員も担当していました。
第1回の候補の中には文豪・太宰治の作品も挙がっていたのですが、
川端康成は別の人の作品を推奨し太宰は落選。
そのため芥川龍之介が大好きで、
どうしても芥川賞を欲しかった太宰から
「刺そうと思った。大悪党だと思った」などと
恨みを買ってしまったそうです…。
【問題】
川端康成は小説以外に意外なものを書いているのですが…、
それは一体どんな内容でしょうか?
A 料理のレシピ
B 旅行ガイド
C 愛犬家むけのエッセイ
正解は…
C 愛犬家むけのエッセイ
大の犬好きで、多くの犬を飼っていた川端康成。
1933年には「愛犬家心得」という
エッセイを発表しました。
その内容は「血統書ばかりでなく
親の犬の習性をよく調べてから子犬を買う」
「決して放し飼いにしない」「一時の気まぐれから犬を買ったり
もらったりしてはいけない」など、
お金にはルーズだったのに、犬のことに
関しては随分とキッチリしていたんです。
そしてここからがグッと身につく教養です。
今日覚えてもらいたい教養はコチラ!
美術品を収集するのが大好きだった川端康成。
土偶からピカソ作品、無名時代の草間彌生作品まで、
実に多様なコレクションを所蔵していました。
その中には後に国宝に指定された
浦上玉堂の「凍雲篩雪図」と、
池大雅と与謝蕪村の合作「十便十宜図」もあったそうです。