毎週月曜〜木曜 あさ8:00〜10:25
毎週金曜 あさ8:00〜9:55
MC:立川志らく 国山ハセン(TBSアナウンサー) アシスタント:若林有子(TBSアナウンサー)
クイズプレイヤー伊沢拓司です!!
本日は「小学校高学年の音楽」の教科書から「ピアノ」に関する問題です。
子どもの頃、習い事でピアノを経験したという方もいるかもしれません。
このピアノ、実は「正式名称」があるんです。
そもそも、15世紀ごろから
「チェンバロ」というピアノによく似た楽器が広く使われていたんですが、
1700年頃、イタリアの楽器製作者が
「チェンバロよりもっと音の強弱がつく楽器がほしい!」と考え、
発明されたといわれています
ということで、当時の名前は、イタリア語で
「強い音と弱い音が出るチェンバロ」を意味する
「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」
という名前がついていました。
【問題】
「世界一長いピアノ曲」のおおよその演奏時間は、次のうちどれでしょう?
A 3時間
B 18時間
C 24時間
正解は…
B 18時間
ギネス世界記録に認定された世界一長いピアノ曲というのは
フランスの作曲家エリック・サティが作った『ヴェクサシオン』という曲です。
演奏時間、なんと18時間!
楽譜もさぞや分厚いんだろうと思いきや、
なんと、たったの1ページなんです!
実は1分程度の短い曲の演奏を840回繰り返すという構成なんです。
ちなみに、タイトルの『ヴェクサシオン』とは
「嫌がらせ」という意味。なんとも壮大な嫌がらせですね…。
そしてここからがグッと身につく教養です。
今日覚えてもらいたい教養はコチラ!
白鍵が52個、黒鍵が36個、
あわせて88個の鍵盤からなるピアノ。
しかしその昔、白と黒の配色は逆だったんです。
当時は、黒鍵は「黒檀」という木、
白鍵は象牙でつくられていました。
象牙は高級品で大変手に入りづらいということで、
数が少ない「現在の黒鍵部分」に使って、コストをおさえていたんですね。
しかし!19世紀に入ると今度はお金を持ち始めた人々が
「財力を誇示するために、象牙でできた白鍵をたくさん使いたい」
「白を基調にしたほうが見栄えがいい」などの理由から、
今の配色になったそうです。