毎週月曜〜木曜 あさ8:00〜10:25
毎週金曜 あさ8:00〜9:55
MC:立川志らく 国山ハセン(TBSアナウンサー) アシスタント:若林有子(TBSアナウンサー)
クイズプレイヤー伊沢拓司です!!
本日は「中学校1年生の国語」の教科書から
「竹取物語」に関する問題です。
今から1100年ほど前の平安時代の初期に書かれ、
日本最古の物語といわれる『竹取物語』。
作者は不明で、紀貫之や菅原道真ではないかと
様々な説もありますが、はっきりしたことは分かっていません。
そんな『竹取物語』、
竹の中から見つかった女の子が
美しく成長し、最後は月に帰っていくというストーリーで、
現代では「かぐや姫」というタイトルで
絵本やアニメになって、親しまれています。
ただ多くの絵本では、ストーリーが
子ども向けにアレンジされているため
原作の「竹取物語」とは異なっている部分もたくさんあるんです
【問題】
物語の最後で月に帰るかぐや姫。
原作の「竹取物語」では、何に乗って帰ったでしょうか?
A 空飛ぶ車
B 空飛ぶ船
C 空飛ぶ雲
正解は…
A 空飛ぶ車
「竹取物語」の原文には
『車に乗りて百人ばかり天人具してのぼりぬ』
つまり、車に乗って、百人ほどの天人を連れて
月に昇って行った、と書かれています。
この「車」は、もちろん自動車ではありません。
「飛ぶ車」とも書かれていますが、
絵巻などでは神輿のような挿絵が
描かれることが多いようです。
そしてここからがグッと身につく教養です。
今日覚えてもらいたい教養はコチラ!
日本一高い山・富士山。
「富士山」という名前の由来は諸説ありますが
そのうちの1つが「竹取物語」由来説。
月に帰る前、かぐや姫は育ててくれたおじいさんとおばあさん、
そして文通で交流のあった帝に「不死の薬」を残しました。
しかし、おじいさんとおばあさんは
薬も飲まずに寝込んでしまい、帝も「姫に会えないのなら
不死の薬を飲んでも仕方がない。天に一番近い山で燃やしてしまいなさい」
と家来に命令しました。
不死の薬を燃やした山…不死の山…
のちに富士山と呼ばれるようになった。
…という事が、竹取物語に書かれています。
いかがでしたでしょうか?
次回もお楽しみに