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MC:立川志らく 国山ハセン(TBSアナウンサー) アシスタント:若林有子(TBSアナウンサー)
クイズプレーヤー伊沢拓司です!!
本日は「小学校低学年の算数」の教科書から
“ものの数え方”に関する問題です。
日本ではえんぴつの数え方を「1本、2本…」
自動車の場合は「1台、2台…」みたいに
ものの種類に応じて
その単位が変わるという
特徴がありますね
さらにちょっと難しいのが
例えば「ウサギ」の数え方
「1匹、2匹…」も
もちろん間違いじゃないんですが
正式には「1羽、2羽…」
という数え方をします
これは「ウサギの耳が鳥の羽に見えるから」とか
「獣の肉を口にすることが許されなかった僧侶が
2本足で立つウサギを鳥だと言い切って食べたから」
なんて説がございます
さらに面白いのが「イカ」の数え方
生きているうちは「1匹、2匹…」と
普通に数えるんですが
水揚げされてお店に並ぶと「1杯、2杯…」と
数え方が変わるんです
これは、イカの胴の部分が
液体を入れるカップ「杯」に似ていることから
一杯(いっぱい)二杯(にはい)と
数えるようになったんです!
それではここで問題です!
【問題】
家具の「タンス」
ちょっと変わった数え方があるんですが
一体、何と数えるでしょう?
A 一棹(ひとさお)
B 一座(いちざ)
C 一柱(ひとはしら)
正解は…
A 一棹(ひとさお)
江戸時代のタンスには
持ち運びしやすいように
上部に金具がついていました
いざ たんすを移動する際
その金具に“棹(さお)”を通して
2人で担いで運んでいたのです
このことから“たんす”を
「棹(さお)」と
数えるようになったんですね
そしてここからがグッと身につく教養です。
今日覚えてもらいたい教養はコチラ!
その謎を解くヒントは
意外にも英語にあります
そもそも英語では牛などの家畜を数える時
Five head of cattleと言い
昔からHeadという単位で
数えられていたんです
そして、この数え方は後に
動物園で飼育されている動物たちにも
使われるようになりました
そんな西洋の動物園では
しばしば珍しい蝶を展示していたんですが
蝶も動物と同じく
headで数えられるようになったのです
その後、昆虫学者達が論文などでも蝶のことを
headで数えるようになり
それが20世紀初頭 日本語に直訳され
日本でも蝶のことを一頭二頭と
数えるようになったんです
いかがでしたでしょうか?
次回もお楽しみに