毎週月曜〜木曜 あさ8:00〜10:25
毎週金曜 あさ8:00〜9:55
MC:立川志らく 国山ハセン(TBSアナウンサー) アシスタント:若林有子(TBSアナウンサー)
クイズプレーヤー伊沢拓司です!!
本日は「小学校低学年の国語」の教科書から
ことわざに関する問題です
多くの人が意味を勘違いしている
代表的なことわざがあります
それがこちら
「情けは人のためならず」
文化庁の調査によると
国民のおよそ半数が
「情けをかけて甘やかすとその人のためにならない」
という意味のこのことわざだと
認識されているそうなんですが
実はこのことわざ本来の意味は
これと異なるんです
広辞苑で
「情けは人のためならず」を調べてみると
「情けを人にかけておけば
めぐりめぐって自分に
良い報いが来るよ」とあります
つまり“情け”は人のためだけではなくて
自分のためにもなるから
人には優しくしましょうね
という意味なのです
それでは、ここで問題です!
正解は…
C 「災難と幸運の両方にあう」でした
本来の意味は
「犬がうろうろしていると人に棒で叩かれたり
思わぬ災難にあうものだ」
という例えで使われています
もちろんその意味もあるんですが
広辞苑には
「思わぬ幸運にあうことのたとえ」
という逆の意味もしっかり載っているんです
さらにこうした「ことわざ」は
思わぬ所から
生まれたものもあるんです。
そしてここからがグッと身につく教養です。
今日覚えてもらいたい教養はコチラ!
物の価値がわからない人を例える時に
いうことわざ「豚に真珠」
実は…イエス・キリストから生まれた
言葉なんです。
その言葉がかいてあるのは『新約聖書』。
イエス・キリストが弟子たちを
各地に送り出す時に
こんな言葉を言ったとされています。
「豚の前に真珠を投げてはならない。
豚はそれを足で踏みつけるであろう」
そもそもキリスト教のルーツはユダヤ教で
豚はけがらわしい動物として
今でも食べることが禁じられています
そのため
キリストは豚に真珠を与えても、
それが高価で貴重なものだとはわからず
平気で踏みつけてしまうだろうと言ったのです。
この例え話が
ヨーロッパのことわざとなり
さらに日本へ伝わったと言われています
いかがでしたでしょうか?
次回もお楽しみに