今野敏サスペンス 隠蔽捜査〜去就〜

2019年3月11日

解説放送あり

あらすじ

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大森北署署長・竜崎伸也(杉本哲太)は、ストーカー 対策チームの編成に追われていた。年々増加傾向にある ストーカー事件で、警察の対応が遅れて殺傷事件に発展してしまうのを防ぐための組織作りへの取り組みをいち早くマスコミ公表したい警察庁長官官房長の上條貴仁(生瀬勝久)は各方面に檄を飛ばす。しかし人選にベストを尽くそうと拘る竜崎だけが期限を守れず「これ以上の遅れは許されない」と督促を受けていた。メンバーに選出した刑事・戸高善信(安田顕)の了承が得られず難航していたのだ。

時を同じくして竜崎の家庭でも問題が起きていた。妻の冴子(鈴木砂羽)から聞いた話によると、娘・ 美紀(三倉茉奈)が交際相手からストーカー行為を受けているという。その交際相手とは竜崎の元上司の 息子だ。事件は職場でも、家庭でも起きていた。

一方、警視庁刑事部長の伊丹俊太郎(古田新太)も窮地に陥っていた。たまたま乗った電車で痴漢と間違われ、竜崎の部下・根岸紅美(高山侑子)に逮捕され大森北署に連行されてしまう。

そんななか、大森北署管内で殺人事件が発生。被害者とモメていた男女2人が行方不明となる。目撃証言から、行方不明の女性は失踪届が出されている寺川真智子(佐野ひなこ)と推測された。

真智子は、大森北署のストーカー相談窓口に被害の相談をしていたことが判明した。
世間からの強い風当たりを避けようとする上條ら上層部と、事件の解決を最優先しようとする竜崎と伊丹らがまたしても捜査方針を巡って対立することになる。

殺人事件とストーカーは関連があるのか? そして行方不明の男女2人とは誰なのか?